サッカー界はインターナショナルウィークを迎え、選ばれし選手たちは自国の代表活動へと足を運ぶ期間に入った。これによって起こるのが新たな選手の発掘だ。クラブによっては代表選手が不在となったことでトレーニングする選手の人数に空きができ、若い選手をトップチームに参加させることが多い。そこからトップチームへと上がる選手も出てくるわけで、若手選手にとって”大きなチャンス”であることは説明せずとも理解できるだろう。
ボルシア・メンヒェングラットバッハⅡに在籍する福田師王にとっても、今回のチャンスは願ってもないものだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb577ec3179455f3684b1f6e6972ebfc029cdb6
STVVとの日本人対決で快勝
77‘ Was für ein Strahl! Shio #Fukuda erkämpft den Ball und Manu #Koné nagelt die Kugel aus 20 Metern unter den Querbalken. #DieFohlen #BMGSTVV 4:1 pic.twitter.com/rzwZmCKAkH
— Borussia (@borussia) October 12, 2023
迎えた12日、ボルシアMGはシント=トロイデンVVとのテストマッチを行った。スターティングメンバーは普段トップで出ている選手がほとんど。福田はベンチで出番を待つことになった。
試合はボルシアMGの選手たちがシント=トロイデンを圧倒する中、74分、ついに福田に出番がやってくる。ボルシアMGⅡでポジション争いのライバルとなっている193cmのドイツ人ストライカーよりも先に。「練習ではかなりいい感じにできている手応えがあった。5対5のミニゲームみたいな時も得点を決めることができていた」。まさにトレーニングからのアピールが実った証拠だろう。
ゴール裏でアップをしていたところからベンチに戻るまで、グッとスピードを上げてダッシュで向かう姿は気持ちの高まりを感じさせた。
だが、福田は与えられた17分間の出場で大きなアピールをすることはできなかった。投入直後に混戦でボールを奪取したところから横にパスを繋げ、クアディオ・コネの強烈なミドルをアシストする形となったが、見せ場はその程度。そのゴールで4-1となって以降は、チーム全体が攻撃への矢印を薄めたことも関係しているが、なかなかボールを受けることができないと、クロスに入り込んだシーンでは特徴の跳躍力を見せたがわずかに合わず。いい動き出しでボールを受けた際も、周りからはトライした姿勢に拍手が飛んだが、ボールコントロールがうまくいかずにチャンスをものにできなかった。
結果として「このレベルに慣れていくこともそうですし、自分の力を見せるためにも得点を決めて結果を残すしかないと思っていました」とする中で、シュートを一本も打つことができず。普段とは異なり、自分の動き出しにボールが出てくるレベルの高さに嬉しさを感じつつも、「ボールコントロールも全然上手くいかなかったので悔しいです」と唇を噛んだ。
それでも、この結果に落ち込んでいるかと言えば、そうではない。悔しさを胸に抱えながらも、次なるチャンスに向け、すでに視線を前に向ける福田の姿がある。
「試合に出してもらって感謝しています。(レベルの高い選手の)いいところを盗んでいきたいです。それを自分のものにして、結果に繋げる。そうしてポジションを勝ち取っていければ。あとは周りと合わせるところ、ラストプレーの質を高めていければと思います」
次にチャンスが巡ってきたときには、より成熟した自分の姿を見せる。
今の自分の実力を受け止めながら、福田はトップへの階段を登るためにさらなる研鑽を積んでいく。
コメント
J経由しないで直接行った選手で成功した例ってほぼ無いのに何故やるかね
自分なら、とか思い上がってるんだろうか、それとも最初の1例になりたいとか
スラダンの谷沢くんかと
やはり言葉の問題がついて回るのかな
チームが常に福田を見てバスを出すようになるまでには時間がかかるだろうな
僕は若い選手の挑戦を応援したい
>>1
こういうコメントする人はなにも成し遂げられなかった人間なのだろう
三浦カズは高校中退してブラジルでプロ契約してるんやぞ。
前例が有るとか全く関係無く、本人の意欲と努力が結果に繋がるんや。
ウジウジ小さい事を穿り返す大人になるな
若者の挑戦を「思い上がり」とかよく言えたものだね