
今月10日、自身の公式Instagramにて「自分自身の声に耳を傾け、適切なタイミングで止めるという決断を心得なければいけない」と綴り、16年間のプロキャリアに終止符を打ったアザール。リール、チェルシー、レアル・マドリードの3クラブを旅した稀代のドリブラーは、クラブタイトルとしてプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどを、個人タイトルとしてはリーグ・アン年間最優秀選手賞やプレミアリーグ最優秀選手賞などを総なめ。ベルギー代表としても通算126試合に出場し33得点36アシストを記録している。
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引退決断の背景を明かしたエデン・アザール
🇧🇪 Why did Hazard decide to retire?
“I always said that I would stop playing as soon as I no longer had fun on the field”.
“I didn't want to go play somewhere for the money. I didn't enjoy training… and I didn't play anymore. The decision was simple”, told L’Avenir. pic.twitter.com/w8ZBzOPspO
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) October 18, 2023
またアザールは、今夏の移籍市場にも言及。レアル・マドリードとの契約を1年残しながら、契約解除という形でクラブ退団を選んだわけだが、同氏は「マドリーでの日々は悪いことばかりではなかった。信じられないような人たちにも出会えたんだ。世界最高のクラブでプレーできたことは、僕が味わうことのできた壮大な夢」と追憶。さらに「この夏は何も起こらなかった。ナンセンスな話もたくさん聞いたけど、それも移籍市場の一部。自分の名前が多くのクラブに紐づいているのを見るのはクールだったね」と新天地を探すつもりはなかったことを語った。
最後に、アザールは「人生を楽しむことにするさ。自転車に乗ったり、ゴルフをしたり、旅行をしたり。普通の人がするように」と見据えつつ、「フットボールは僕の人生の大部分を占めている。今は自分のために時間を取っているから、フットボールを恋しいとは思っていないよ。でもきっと、恋しくなる日が訪れる。僕はテレビで試合を見るし、息子たちもプレーしているんだ。遠く離れることはないだろう」と思いを巡らせている。