ベンチスタートで悔しさも…NEC小川航基『このチームでいちばん点を取れるのは小川だ』というところを見せていければ

海外日本人選手

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いまや森保ジャパンの主力となった堂安律(25)、冨安健洋(24)、板倉滉(26)、久保建英(22)らとともに’17年のU-20W杯に出場。初戦の南アフリカ戦でいきなりゴールを挙げた″世代別代表でエースと呼ばれてきた男″がいよいよ、世界に向けて輝きを放ち始めている。

今夏、横浜FCからオランダ1部のNECナイメヘンに移籍した小川航基(26)が、8月13日の開幕戦から2試合連続ゴールを決める好発進を見せたのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/78d71dcef2d0401ccaf27d8f32dfd0d8da071241

3年後のW杯を目指して海外移籍を選択

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「最初の試合から点が取れたのはよかったのですが、自分的にはそんなにいいプレーができたとは思っていないです(笑)。オランダリーグはステップアップのためのリーグと言われているからか、みんな自分勝手にゴールを目指す。CFの自分にボールが集まってきて、それを決められているわけではないですから。FWは2~3試合点が取れなければ替えられても仕方がない。ここからが勝負です」

本人が言う通り、開幕からスタメン出場を続けていた小川は第6節(9月23日)のユトレヒト戦でスタメンを外れた。

196㎝の長身FW、バス・ドスト(34)の加入が、小川の状況を難しくしたのだ。

「オレ、彼(ドスト)のことを知らなかったんですよ。デカい選手が移籍してきたな、くらいで(笑)。ただ、彼が最初に途中出場した試合で、アップで肩を回し始めただけでスタンドが沸いた。聞けば元オランダ代表で得点王になったこともあるって。そこで初めて、強力なライバルが来たと認識しました」

小川は自らを奮い立たせるように、「勝負はここから」と繰り返した。

「オランダには移籍できましたが、すべてが簡単にいくとは思っていないです。誰しも浮き沈みがあって、一直線に成長するわけではない。だから、ベンチスタートになった悔しさはあっても一喜一憂はしていません。FWはわかりやすくゴールという結果が残る。

出場時間より、シーズンが終わったときに何点取れているかが重要。コンディションは悪くないですし、この調子を落とさずにやっていきたい。これからの期間をどう捉えるかが大事なことは、プロとして8年目だし、わかっているつもり。人として、選手としての真の価値が問われるのはここから。『このチームでいちばん点を取れるのは小川だ』というところを見せていければと思っています」

プロ入りから6季所属したジュビロ磐田では’20年に自己最多(当時)の9ゴールを挙げるも、翌年は1ゴールに沈み、東京五輪も落選。だが、’22年に意を決して移籍したJ2の横浜FCで26ゴールを挙げ得点王&MVPに輝くと、J1に昇格した’23年も15節までに6ゴールを挙げる活躍でNECへの移籍を勝ち取った。

好調が続く森保ジャパンではメンバーが固まりつつある。だが、CFは浅野拓磨(28)、古橋亨梧(28)、上田綺世(25)らと駒は揃っていても、絶対的な選手がいない数少ないポジションである。今後、メンバーに割って入っていくチャンスは十分に残されている。

「もちろん、そのためにここに来ました。代表メンバーのほとんどが欧州のトップクラブでやっている選手。普段からプレー強度の高いなかで戦っているからこそ、国際試合でも戦えるのかなと感じます。僕はまだ代表には入れていないですが、やれる自信はあるし、一番点を取れるのは自分だと信じています」

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チームでも森保ジャパンでも序列を覆す小川の挑戦は、これからが正念場だ。

コメント

  1. 名無し より:

    あんまり日本にいないタイプ。ただオランダではそこまででかくない選手なのかもな。Jリーグの時と違ってどれだけ工夫できるかがより勝負になるかもしれない。
    やれる実力はある。チーム状況的に難しくなったみたいだけど頑張れ。

  2. 名無し より:

    ドストってどっかで聞いたと思ったら
    あの身長も得点率もバケモンの選手かよ
    それが後から加入してくるってツイてないな…
    ましてやこっちはローン加入で向こうはオランダ人だし

  3. 名無し より:

    ドスト離脱するからチャンスだな

  4. 名無し より:

    トゥーロンでチーム救ったのは記憶に残ってる

  5. 名無し より:

    佐野はちゃんと出てるみたいね

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