イタリアとフランスを代表する名門クラブが約2週間ぶりの再戦に臨む。パリで行われた前節はPSGが3-0の快勝を収め、“死の組”とも形容されるグループFで首位に浮上した。対するミランはここまで無得点での3戦未勝利と苦戦が続き、現時点で最下位に低迷している。PSGが決勝トーナメント進出へ大きく前進するか、はたまたミランが決勝トーナメント進出へ望みを繋ぐか。『サン・シーロ』で行われる一戦はどのような結末を迎えるのだろうか。
【スコア】
ミラン 2-1 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 9分 ミラン・シュクリニアル(パリ・サンジェルマン)
1-1 12分 ラファエル・レオン(ミラン)
2-1 51分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/189aa7604b804d9974012f2d0975254b7b215392
ミランがPSGに逆転勝利!
19分、PSGは中盤で細かくボールを繋ぎ、バイタルエリアで前を向いたウスマン・デンベレがボックス内右へスルーパスを供給。抜け出したアクラフ・ハキミが右足で狙ったが、シュートは惜しくも枠の左へ外れる。25分には縦パスを引き出したランダル・コロ・ムアニがボックス内へパスを送り、DFの背後を取ったキリアン・エンバペがシュートを放つも、距離を詰めたGKマイク・メニャンの好セーブに阻まれ勝ち越しとはならなかった。
27分にはデンベレが放ったミドルシュートがクロスバーを直撃。直後にはミランが鋭いカウンターを仕掛けるも、ジルーがボックス内左で放ったシュートはわずかに枠の左へ。32分にはフィカヨ・トモリの直接FKが枠を捉えたが、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブに阻まれる。37分には速攻からレオンがボックス内へ侵入するも、右足のシュートは枠の左へ外れた。前半はこのまま1-1で折り返す。
後半開始直後の51分、ミランは右サイドから攻撃を仕掛けると、左でこぼれ球を拾ったテオ・エルナンデスのクロスを供給。これに反応したジルーが豪快なヘディングシュートを叩き込み逆転に成功した。1点ビハインドとなったPSGは両サイドのエンバペとデンベレを起点にチャンスをうかがうも、なかなか決定的なシュートを放つことができない。ミランは63分、T・エルナンデスが直接FKでゴールを脅かしたが、GKドンナルンマの好セーブに阻まれた。
69分、PSGはボックス内左へ抜け出したエンバペが角度のないところから左足で狙うも、GKメニャンに阻まれ得点ならず。その後もボール保持率を高め相手陣内でのプレー時間を増やしてくが、ミランの強固なブロックに苦戦し、なかなかバイタルエリアを攻略することができない。ミランは守備に重きを置きつつ、時折レオンのスピードを生かしたカウンターでPSGを脅かす。84分には途中出場のノア・オカフォーが際どいシュートを放ったが、GKドンナルンマが片手で防ぎ追加点を与えない。
PSGは89分、途中出場のイ・ガンインが巧みなステップでDFを翻弄し、ボックス内右から左足で狙うも、シュートは右ポストを直撃。その後もスコアは動くことなく、試合はこのまま2-1で終了し、ミランが今シーズンのCL初勝利を飾った。