先月15日に行われたノルウェー戦に勝利したことで、EURO予選2試合を残し、8大会連続12度目の本大会出場を決めたスペイン。従来の主力に加え、新たに4選手を代表に初招集するなど、早くも照準を本大会に合わせるなか、勝ち点「0」でグループ最下位に沈むキプロスの撃破に向け、敵地へと乗り込んだ。
【スコア】
キプロス代表 1-3 スペイン代表
【得点者】
0-1 5分 ラミン・ヤマル(スペイン代表)
0-2 22分 ミケル・オヤルサバル(スペイン代表)
0-3 28分 ホセル(スペイン代表)
1-3 75分 コスタス・ピレアス(キプロス代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b49130e4f4bc70e74d5af590a02fd1160abf38
1ゴール1アシストをマークしたオヤルサバル
勢いに乗るスペインは、22分にドリブルで持ち運んだセンターバックのパウ・トーレスが、左サイドで高い位置をとっていたアレハンドロ・グリマルドへとスルーパスを供給。ダイレクトでペナルティエリア内に折り返すと、ポケットに侵入したミケル・オヤルサバルがワンタッチで流し込み、貴重な追加点を奪った。
さらに、スペインは28分に右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたオヤルサバルが左足で鋭いボールを送ると、相手DFとの駆け引きを制したホセルが右足で合わせ、リードを3点に広げた。
しかし、38分にアクシデントが発生する。右サイドからのグランダーのクロスへ飛び込んだオヤルサバルが、左足を痛めたことで負傷。ここまで1ゴール1アシストマークしていたなかでの、悔しい交代となってしまった。
迎えた後半も、ボールを支配するスペインと、ブロックを敷きながらカウンターを狙うキプロスの構図に。しかし、なかなかスペインが4点目を奪えずにいると、75分にキプロスが中盤でボールを奪取し、カウンターを仕掛ける。ハーフライン付近で、相手選手とのコンタクトを制したハラランボス・ハラランブスが、スペインDFのギャップを通すスルーパスを送り、最終ラインの裏に抜け出したコスタス・ピレアスが確実にゴールへと沈め、キプロスが1点を返した。
結局、試合は3-1で終了し、スペイン代表が勝利。グループリーグ5連勝を飾った。キプロスはEURO2024予選の全8試合を消化し、グループ最下位での敗退が決まった。