マウリツィオ・サッリ監督が率いるラツィオはチャンピオンズリーグ(CL)で1試合を残し決勝トーナメント進出を確定させたものの、セリエAでは直近3試合未勝利と苦戦が続いている。4試合ぶりの白星を目指す今節はホームに18位カリアリを迎えての一戦。ルイス・アルベルトやチーロ・インモービレらがスタメンに名を連ねた一方で、日本代表MF鎌田大地はベンチスタートとなった。
【スコア】
ラツィオ 1-0 カリアリ
【得点者】
1-0 8分 ペドロ(ラツィオ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c2061d685f3c1d34b2a4b4041a2bd84474f0789
ラツィオがカリアリに辛勝
カリアリは19分、右からのクロスにジャンルカ・ラパドゥーラが頭で合わせるも、シュートは惜しくも枠の右へ。23分にはラツィオに決定機。ロングボールを収めたグスタフ・イサクセンがドリブルで持ち込み、インモービレを経由しボックス内左のペドロへ展開。しかし、至近距離からのシュートはGKスクフェットが片手で弾いた。27分、マッテオ・ゲンドゥージを背後から倒したアントワーヌ・マックムブーにレッドカードが提示され、カリアリは10人での戦いを余儀なくされることとなった。
その後もボール保持率を高めるラツィオは追加点こそ奪えないものの、カリアリに反撃の機会を与えず。前半はこのまま1-0で終了した。
数的優位かつ1点リードのラツィオは51分、ペドロが中央で起点を作ると、こぼれ球を拾ったインモービレがボックス内へ侵入し左足を振り抜いたが、シュートは枠の右へ外れる。56分には足を痛めたL・アルベルトに替わり鎌田がピッチへ送り込まれた。ボール保持率を高めるラツィオは同じく途中出場のバレンティン・カステジャーノスやフェリペ・アンデルソンが何度かチャンスを演出するも、追加点を奪えぬまま時計の針が進んでいく。
10人のカリアリも最後まで同点ゴールを狙いにいく。90分、ボックス内左でボールを収めたジト・ルヴンボが粘り強いキープから低い弾道のクロスを供給。これにレオナルド・パヴォレッティがダイビングヘッドで合わせたが、枠を捉えた強烈なシュートはGKイヴァン・プロヴェデルの好セーブに阻まれる。90+4分には相手DFのバックパスが短くなったところをガエターノ・オリスタニオがカットしたが、シュートは枠を捉えられなかった。
試合はこのまま1-0で終了し、リードを守り切ったラツィオがリーグ戦4試合ぶりの白星を手にした。