
前節、バルセロナとのカタルーニャ自治州ダービーを4-2で勝利し、首位奪還に成功したジローナ。今節では下位アトレティコ・マドリー、バルセロナが取りこぼした一方、勝利したレアル・マドリーに暫定首位に立たれたなか、12位のアラベスとのマンデーナイト開催のホームゲームに臨んだ。
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ジローナが首位をキープ

以降はボールを握って押し込むジローナ、前線にオモロディオンを残してカウンターからの一発を狙うアラベスという構図の下で一進一退の攻防が続くが、やはり勝負の際を知る首位チームが効果的な攻めでゴールを重ねる。
まずは23分、ボックス内に6人を送りこんだ厚みのある攻めからボックス右のヤン・コウトが鋭い右足のシュートを枠に飛ばすと、これはGKシベラの好守に阻まれたが、ゴール前でこぼれに反応したドヴビクが冷静に頭で押し込んだ。
さらに、先制後も相手陣内でゲームを進めるホームチームは、前半終盤の42分にはヤン・コウトとポルトゥのパス交換で深い位置まで運ぶと、最後はDF2枚を引き付けたヤン・コウトからのマイナスパスをボックス中央右のポルトゥが丁寧な右足ダイレクトシュートでゴール左隅に流し込み、前半のうちにリードを2点に広げた。
後半は相手をいなしながらゲームコントロール優先の入りを見せたジローナ。早い時間帯のゴールを目指すアラベスの攻撃をしっかりと撥ね返すと、早い時間帯にトドメの3点目を奪う。
59分、ボックス右で仕掛けたヤン・コウトが相手DFのファウルを誘ってPK獲得。これをキッカーのドヴビクが難なく決め切り、今季のリーグ戦ゴールを二桁に乗せるドブレーテとした。
これで勝利を確信したミチェル監督は、3日後に控えるベティス戦を睨んでサヴィオ、ポルトゥをベンチに下げてバレリー・フェルナンデス、パブロ・トーレを同時投入。ポジション奪取へ結果がほしいバルセロナからのローンプレーヤーは72分にグティエレスのスルーパスに抜け出して決定機を迎えるが、ここはシュートを枠の左に外してしまう。
その後はハムストリングの張りを訴えたヤン・コウトら主力を下げて逃げ切り態勢に入ったジローナは、一矢報いたいアラベスに幾度か際どい攻撃を許したものの、6試合ぶりのクリーンシートで試合を締めくくった。