先月30日に行われたプレミアリーグ第20節のルートン・タウン戦を勝利で終え、リーグ戦連勝で2023年を締めくくったチェルシー。今シーズンも不調が続く同クラブだが、FAカップを機に浮上のきっかけを掴みたいところだ。2024年初勝利と4回戦進出を目指して、2部所属のプレストンを本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に迎え撃つ。
【スコア】
チェルシー 4-0 プレストン
【得点者】
1-0 58分 アルマンド・ブロヤ(チェルシー)
2-0 66分 チアゴ・シウバ(チェルシー)
3-0 69分 ラヒーム・スターリング(チェルシー)
4-0 85分 エンソ・フェルナンデス(チェルシー)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f8a7151dd3aa6c076763cf4c5c54a65a6c796c
チェルシーが2部プレストンに快勝
以降もボールを握り続けるチェルシーだったが、5バックを中心とした堅いブロックを敷くプレストン相手に、大きなチャンスを作れないままハーフタイムへと突入する。
53分には、独力で突破を試みたラヒーム・スターリングが右サイドでコーナーキックを獲得。素早いリスタートから再びボールを受けたスターリングが、フリーになっていたアクセル・ディサシへとマイナスの折り返しを送り、ダイレクトで右足を振り抜くが、シュートは大きく枠を外れてしまった。
すると58分、ついにチェルシーがスコアを動かす。左サイド深くでボールを失ったチェルシーだったが、ミハイロ・ムドリクが猛烈なプレスですぐさま奪回してマロ・ギュストに繋ぐ。そのまま右足で鋭いクロスを蹴り込むと、ニアサイドにポジションを取っていたアルマンド・ブロヤが頭で逸らしてゴールイン。チェルシーが先制に成功した。
攻勢を強めるチェルシーは、66分に右サイドでコーナーキックを獲得すると、パーマーが点で合わせるような高速クロスを送る。ニアサイドに走り込んできた途中出場のチアゴ・シウバが、完全にフリーな状況からヘディングでネットを揺らし、リードを2点に広げる。
さらに直後の69分には、ゴール正面からやや左の位置でフリーキックを得ると、スターリングがボールのもとへ。右足で直接狙ったシュートは、壁の頭上を通過しながらゴールへと吸い込まれ、チェルシーが3点目を挙げた。
85分には、左サイドでボールを持ったスターリングが、カットインしながらボックス手前のカイセドへとボールを渡す。2人でワンツーを織り交ぜながらスターリングがゴール前に侵入し、細かいタッチでDFのタイミングを外しにかかる。ボールは相手選手に当たってこぼれたものの、セカンドボールの落下地点に待ち受けていたE・フェルナンデスが確実に押し込んだ。一度は副審によってオフサイドの判定が下されたものの、VARの介入によってゴールが認められた。
結局、試合はそのまま4-0で終了。勝利したチェルシーが公式戦3連勝を達成し、FAカップ3回戦を突破した。