現在は4試合未勝利が続くスタッド・ランス。ここまでの成績は9勝4分9敗で8位となっており、ここから欧州カップ戦の出場権を確保するためにも、今節は勝利が欲しいところだ。相対するル・アーヴルも直近4試合未勝利、2連敗中と嫌な流れの中にいるのは同じ。5試合ぶりの勝利を目指すスタッド・ランスは、伊東純也と中村敬斗をスターティングメンバーとして送り出した。
【スコア】
ル・アーヴル 1-2 スタッド・ランス
【得点者】
0-1 64分 モハメド・ダラミー(スタッド・ランス)
1-1 74分 アブドゥライェ・トゥーレ(ル・アーヴル)
1-2 90+6分 モハメド・ダラミー(PK/スタッド・ランス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d74605db93a634736fbf7febdbf5926b1a6c222
後半アディショナルタイムの勝ち越し弾で5試合ぶり勝利
結局、前半は互いゴールネットを揺らすことはなく、スコアレスで終了。後半に入ると立ち上がりの49分、敵陣右サイドタッチライン際で前を向いた伊東がスルーパスを送ると、内側を駆け上がったレダ・カドラが浮き球のボールを折り返し、最後は中村がヘディングシュート。ここは枠を捉えきれない。続く49分には伊東の放ったクロスボールから、ウマル・ディアキテがボレーシュートを狙ったが、ゴール右へと外れた。
スタッド・ランスは63分、中村とテディ・テウマを下げてモハメド・ダラミーとアミール・リチャードソンを投入。すると直後の64分、遂に均衡を破る。左サイドからドリブルで割って入っていったカドラがマイナスへ落とすと、ボールを受けたダラミーが巧みなターンから左足でねじ込む。ウィル・スティル監督の交代策が的中し、スタッド・ランスが先手を取った。
だが、その直後にスタッド・ランスにアクシデントが発生。自陣右サイドでエマニュエル・サビに入れ替わられそうになったトマ・フォケが体を掴んで倒してしまい、2枚目のイエローカードを提示されて退場処分に。スタッド・ランスはアディショナルタイムも含めた残る30分間近くを10人で戦うこととなった。
こうなると試合の流れは数的優位のル・アーヴルに傾いていく。71分にはペナルティエリア左でドリブルを仕掛けたサビが左足を振ると、テランス・クドゥにブロックされたものの、セカンドボールに反応したクリストフェル・オペリがテランス・クドゥに倒される。OFR(オンフィールドレビュー)を経てル・アーヴルにPKが与えられた。このPKをアブドゥライェ・トゥーレがチップキックで決め、ル・アーヴルが試合を振り出しに戻した。
その後、スタッド・ランスは伊東のスピードを活かしながらカウンターで反撃の機会を探る構図に。シュートまで持ち込むシーンこそ作れどなかなか決定的な場面は作れなかったが、ドラマは後半アディショナルタイムに待っていた。敵陣でボールを奪ったところからリチャードソンが左へ散らすと、ダラミーが仕掛ける素振りを見せてスルーパス。外側を駆け上がってきたティボー・デ・スメットがアルナ・サンガンテに倒され、OFRの末にPKを獲得した。
この重要な局面でキッカーを任されたのは伊東。ゴール中央を狙ったキックはGKマチュー・ゴルジュランに阻まれたが、ここはキックの直前にGKがゴールライン上より前に出ていたため蹴り直しに。スタッド・ランスはキッカーを変更し、ダラミーがタイミングを外したキックを沈めた。スタッド・ランスが劇的な形で勝ち越しに成功した。
試合はこのままタイムアップ。数的不利に陥りながらも最後のPKを決めたスタッド・ランスが、アウェイゲームを制して5試合ぶりの白星を掴んだ。伊東はフル出場、中村は63分までのプレーとなっている。一方、ル・アーヴルはこれで3連敗と苦しい状況が続いている。
コメント
今の日本代表マジでPK全員下手だな
本田とか遠藤とか9割近い成功率の選手が当たり前だったから こうやってPKキッカーに困る日が来るとは思わなかった
キッカーを任されるくらいだから練習では上手いんだろうがメンタルの問題かな。
未だにスタメンフル出場だから信頼を失っては無いんだろうけど
やっぱ精彩欠いてるよな
まあこの状況下で普段と変わらなかったらそれはそれで
人間のメンタルしてないわけだが