
ここまで31試合を消化したラ・リーガで13勝11分7敗を記録し、勝ち点「50」の6位につけているレアル・ソシエダ。現在リーグ戦で4試合無敗を維持する同クラブは、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位アスレティック・ビルバオから8ポイント差で離されており、一戦も落とせない状況が続いている。負傷離脱者のほか、2名が出場停止で欠場する厳しい台所事情のなか、日本代表MF久保建英は2試合連続のベンチスタートとなった。
【スコア】
ヘタフェ 1-1 レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 13分 アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
1-1 29分 オスカル・ロドリゲス(ヘタフェ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1f8f1a0f137d81bfe64b7175d12ce80d0d461b4
ヘタフェ戦に途中出場した久保建英
🇪🇸試合結果🇪🇸
ソシエダ、ヘタフェとドローでリーグ戦5試合無敗…後半から登場の久保建英は“古巣”相手にゴールとはならずhttps://t.co/GIwt6sCO1E🗣編集部より
「1-1で迎えた後半頭からピッチに送られた久保。右WGとトップ下でプレーし、鋭い突破からチャンスを演出しました」 pic.twitter.com/lSdOHhPBWm— サッカーキング (@SoccerKingJP) April 21, 2024
以降もボールを握りながら支配率を高めるレアル・ソシエダだが、球際で激しいチャージを仕掛けるヘタフェの守備に苦しみ、なかなか敵陣深くに前進できない時間が続く。
すると、29分にヘタフェが試合を振り出しに戻す。左サイドでパスを受けたディエゴ・リコが浅い位置からアーリークロスを蹴り込み、ファーサイドで待ち受けていたネマニャ・マクシモヴィッチがヘディングで反応。GKに弾かれたこぼれ球をオスカル・ロドリゲスが押し込むが、再びGKアレックス・レミロが弾き出す。しかし、すぐさまセカンドボールを回収して右サイドからクロスを送ると、ゴール前にポジションを取っていたフアン・ミゲル・ラタサが頭で合わせてゴールイン。ラタサの得点かと思われたが、直前のオスカル・ロドリゲスのシュートがゴールラインを割っていたため、得点者がオスカル・ロドリゲスに変更となった。
追いつかれたレアル・ソシエダは、前半アディショナルタイムにジョン・パチェコが最前線へとフィードを供給。相手選手のクリアをザハリャンが回収し、華麗なタッチでDFを抜き去って右足を振り抜く。低くコントロールされたシュートは枠を捉えたものの、GKの正面に飛んでしまったことで弾かれた。
勝ち越しを狙うイマノル・アルグアシル監督は、後半頭から久保とアルバロ・オドリオソラを投入し、攻撃の活性化を狙う。そんななか、立ち上がりの53分に相手のハンドからヘタフェがフリーキックを獲得。キッカーを務めたオスカル・ロドリゲスが直接狙うと、シュートは右のポストに直撃する。弾かれたボールはゴールライン上に立っていたル・ノルマンに当たり、そのままこぼれ球をクリア。レアル・ソシエダが大きなピンチを免れた。
右サイドに配置された久保は、切れ味鋭い突破で何度もヘタフェの守備網を打開。後半途中からは中央にポジションを変更する。82分にはレアル・ソシエダにアクシデントが発生。センターバックの控えが不在のなか、ル・ノルマンが負傷によりプレー続行不可能となり、予期せぬ形で最後の交代枠を使用することになった。
結局、その後も両者に得点は生まれず1-1のまま試合は終了。勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。