“王様”鎌田大地が日本人初CL3戦連発 妨害なんのPK弾に「僕が外しても誰も文句は言えないと思う」 | footcalcio

“王様”鎌田大地が日本人初CL3戦連発 妨害なんのPK弾に「僕が外しても誰も文句は言えないと思う」

鎌田大地CL・EL・ECL

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◆サッカー 欧州チャンピオンズリーグ ▽1次リーグD組 スポルティング1―2フランクフルト(1日・リスボン)

D組ではフランクフルトの日本代表MF鎌田大地が、敵地のスポルティング(ポルトガル)戦で、日本人で初めて欧州CL3戦連発となるゴールを挙げた。1点を追う後半17分、スタンドから妨害行為を受けながらも冷静にPKを決めた。チームも2―1で逆転勝ちし、初出場ながら決勝トーナメント進出が決定。「今は全てがうまくいっている」という森保ジャパンの王様が、W杯へ向けて絶好調だ。MF長谷部誠とスポルティングの同MF守田英正は負傷のため、ベンチ外だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98c24137891ce05ff43860e00134a721779eac55

スポルティング戦の後半、PKを決めたフランクフルトの鎌田

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重圧すら楽しんだ。1点を追う後半17分、鎌田は相手のハンドによりPKを得ると、すぐさまボールを脇に抱えてペナルティースポットに立った。アウェーのスタンドからはブーイングに加え、緑のレーザー光線を顔に浴びせられたが、ニヤリと笑った。「レーザー当てられてたんで、そいつの方を見て笑っただけです。自分が今、チームで絶対的な選手なのは分かっているし、僕が外しても誰も文句は言えないと思う」。自信を持って蹴ったシュートはGKの逆を突き、日本人では初のCL3戦連発となる同点弾。逆転勝利の立役者となった。

前半は守備的MFの位置に入り、激しいスライディングで警告を受けるなど守備で奮闘した。後半はポジションを1列前に上げ、攻撃をけん引。後半17分には自身が空中で競り合った際にボールが相手DFの手に当たり、PKを獲得した。「今は自分にとって全てがうまくいっている」と言うように、これでリーグを含め公式戦3戦連発。今季公式戦の得点は12に伸びた。

クラブだけでなく、森保ジャパンでも王様として期待される。9月ドイツ遠征の米国戦ではトップ下で起点となり、先制点をマーク。後半途中から出場したエクアドル戦でも流れを変えるなど、絶対的な地位を築いた。日本時間1日にはカタールW杯に臨む代表メンバーに選出されたが「(発表は)全然見てないです。入らないと思ってないので。みんなからおめでとうと言われて気づいたぐらい」と余裕の表情。視線はすでに本大会を向いている。

初戦のドイツ戦まであと3週間となった。「自チームでの延長線上がW杯だと思っている。今いい状態で数字も残してきて、自信を持っている。チームにフォーカスしたからこそ、代表でもうまくいっている」。頼もしさを増した鎌田が、最高の状態でW杯に臨む。

次戦、フランクフルトはリーグ戦でアウクスブルクと対戦する。
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