日本代表MF堂安律(フライブルク)は後半から右サイドハーフで出場したが、決定的な仕事を果たすことはできなかった。試合後には「自分の良さを攻撃面で出せたかというとそうではないし、チームとして攻撃の形をどう作っていくかを改善しなくちゃいけない」と危機感をあらわにした。
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僕自身のサイドに張るタイプじゃないので大地くんがいると助かる
「より攻撃的になるし、パスが上手い選手なので前が活きる。僕自身のサイドに張るタイプじゃないので大地くんがいると助かる」。そう振り返った堂安は「大地くんが6番に入ったことで、ちょっとリスクのある縦パスも入れてくれたし、あれをやらないとボールを前に運べない。あれはチームでも話をした」と明かした。
また選手たちが口を揃えたのは前線と守備陣の意思統一の課題だった。堂安自身も「僕らの行きたい気持ちとちょっと後半で疲れてきている後ろの選手の意思統一も良くなかった。僕ら的には行きたいけど、後ろの選手は待ってほしいという意見もあった」と反省。W杯本大会になるとその歪みが命取りになる中、「そういうところが本戦は大事になる」と気を引き締めた。
グループリーグ初戦のドイツ戦まではあと6日しかない。「あとは個人個人がどうマインドセットして1試合目に向かっていけるか。チームとしてやるべきことはもうやってきたので、あとは一人一人がどれだけ覚悟を持って1戦目に向かえるか。僕も初めての舞台でどうなるか想像がつかないし、頭だけクリアしてしっかりいい結果を出せるようにしたい」。そう力を込めた堂安は「初戦が終わってから、今日負けてよかったと思えるように、あそこで改善できたからと言えるようにしたい」と改善を誓った。