海外記者がカナダ戦に出場した森保ジャパン全17選手を独自採点!「柴崎のアシストは美しかった」 | footcalcio

海外記者がカナダ戦に出場した森保ジャパン全17選手を独自採点!「柴崎のアシストは美しかった」

A代表

1

現地11月17日、日本代表は国際親善試合でカナダ代表と対戦。相馬勇紀のゴールで先制するも、その後に2点を奪われ、1-2の逆転負けを喫した。

カタール・ワールドカップ前最後のテストマッチ。オーストラリア・アデレード出身で、現在サッカーダイジェスト海外編集部員のスティーブン・トムソン記者が、カナダ戦に出場した森保ジャパン全17選手を採点した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4830a15bc3774ff51334974b38ee3ef6cfdd58

各選手の採点と寸評は以下の通り。

2

権田修一 5
素早い反応を見せた一方、終了間際のPKをセーブできなかったのは残念だった。判断力とセットプレーの対応も、やや疑問。とりわけセットプレーの場面では、チームは緊張を強いられていたように見えた。ドイツ戦ではフィジカルに優れるシュミットのほうが、より信頼をもたらせるか。

伊藤洋輝 5.5
ネガティブな瞬間とポジティブな瞬間があった。同サイドで対峙したブキャナンには手を焼いた印象。CKから奪われた1失点目ではマークが甘かったか。もっとも、試合を通じて複数のポジションでプレーし、久保へのサポートには全力を尽くした。

谷口彰悟 5.5
ほとんどの時間帯で堅実な守備を見せていたし、タイミングの良いタックルとブロックで、ピンチの芽を摘んだ。ただ、他の守備陣と同様に、セットプレーの守備時は、フィジカル的に相手を圧倒できなかった。

板倉 滉 5.5(67分OUT)
負傷明けを感じさせなかったのは、大きなポイントだ。ただ、パスのクオリティはいつもより少し落ちていたように見えた。1失点目は相手のCKをヘディングでクリアし損ねたのは痛恨だったが、試合が進むにつれて、より自信を持ったディフェンスを披露。中盤へのつなぎ役としても機能した。

酒井宏樹 6
高い位置取りを心掛け、攻撃を前がかりにしようとタフにプレー。タックルの強度も高かった。ボールを収めた時の自信にあふれた振る舞いは、さすがだった。

柴崎 岳 6.5
クリエイティブなパスを何本も出して、それが奏功しなくても何度もトライ。相馬の先制弾をアシストした浮き球のパスは美しかった。得点には至らなかったが、山根にも決定的なスルーパスを通してみせた。常に的確なポジションを取り、ボランチでコンビを組んだ田中とのパス交換も問題なし。日本の勝利、もしくは引き分けなら、間違いなくMOMだ。

田中 碧 5.5(66分OUT)
前半は、ピッチのあらゆる場所に顔を出し、アンテナを張り、ボールを追いかけ、タックルし、味方に多くのパスの選択肢を与えた。だが、時間の経過とともに、疲労が見え隠れした。ボールを奪うことに熱中しすぎるあまり、状況を悪くしているようにも見えた。

南野拓実 5(85分OUT)
懸命にプレスをかけていたし、ポジショニングもグッドだった。それでも、厳しく言えば、何一つ上手くいかなかった。良いパスを出していたにもかかわらず、どこか考えすぎてプレーしているのではないか。チームメイトとポジティブな化学反応を起こせなかった。

久保 建英 5.5 (HT OUT)
持ち前の創造性を示し、ドリブルも悪くなかった。試合の流れを変えられる可能性は感じられた。惜しいシュートも1本あったが、味方に明確なチャンスをもたらす場面は限られていた。ファウルで相手にFKを与えたのも、印象としてはあまり良くなかった。

相馬勇紀 6
この日の日本の攻撃陣で、最も危険な選手だった。その走りとクリエイティビティは、カナダの守備陣を大いに困らせた。柴崎の好パスから巧みなボレーでチームを勢いづかせる先制点をゲット。あとはクロス精度をもう一段階、上げたいところだ。

浅野拓磨 5 (HT OUT) 
懸命に走ってプレッシャーをかけたが、その“見返り”はほとんどなかった。いつもの自信たっぷりな雰囲気に欠けていて、ポゼッションでも機能しきれていなかった。中盤の選手に選択肢を与えるキープも今ひとつだった。

交代出場

堂安 律 5(HT IN)
貪欲さを示し、意図を持ってプレー。だが、判断に迷いが見られ、ボールを奪われるシーンも。アピールできたとは言えず、ドイツ戦のスタメン奪取に暗雲が立ち込める。

上田綺世 5(HT IN)
浅野よりも屈強さを示し、ポジショニングも良かった。ゴールへの貪欲さも見せてはいたものの、可能性を感じさせるシーンはほとんどなかった。

山根視来 5(HT IN)
彼にとっては不運なゲームだった。柴崎のパスに反応して放ったシュートはポストに弾かれる。その後、自陣エリア内で相手を倒してしまい、逆転弾につながるPKを献上。勝敗の鍵を握るプレーは、歓迎しない方向に転がってしまった。

鎌田大地 5.5 (66分IN)
ボランチとして文句なしのパフォーマンス。自信に満ちてボールを前に運んだ。だからこそ、目に見える結果が欲しかった。彼のこの特性はより攻撃的なポジションで発揮されるべきだろう。遠藤と守田がいることで、トップ下に入り、攻撃に集中させたい。

長友佑都 5(67分IN)
攻撃的な位置取りを意識し、アグレッシブにプレー。ただ、その姿勢がゲームの流れにどれだけ影響をもたらしたかを考えると、その豊富なキャリアと実力を考えれば不満が残る。

吉田麻也 -(85分IN)
限られたプレータイムのなか、やるべきことをやった。相手のCKではしっかりとクリア。日本の守備がようやく安定感を取り戻した瞬間だ。

カタールW杯は20日に開幕。グループEの日本代表は23日にドイツ代表、グループFのカナダ代表は24日にベルギー代表と対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    海外記者(オーストラリア人)

  2. 名無し より:

    0-3で負けたみたいな採点だな

  3. 名無し より:

    とてもよくできてる採点
    やまーねーは運がなかった
    長友、吉田がいて3バックになった段階で1ミスで負ける展開になるのはわかっていた
    田中碧、浅野は体力落ちたなあ
    権田は怪我がまだ治ってないんじゃないか
    柴崎は攻撃に専念させとけ、もう守備には期待していない
    堂安、久保は仕事しろ
    南野は帰れ

  4. 名無し より:

    運じゃなくて実力がないよ山根は
    エクアドル戦でも露呈された守備の酷さ、強度の低さが問題

  5. 名無し より:

    岳さんはフルで出せば試合中に決定機を作ってはくれるさ
    山根ポストの縦パスも完璧だったわ守備は知らん

  6. 名無し より:

    南野が変な位置にいるので堂安久保が活きないし伊東三笘でも困ると思う

  7. 名無し より:

    権田さんはいうなればバフタイプの形式美キーパーだからな
    DFとの連携での位置取り、確実なキャッチとパンチが持ち味で
    意外性が発生する前に事前に準備して周りのDFの安定感を上げて
    最後の詰めを的確に処理するタイプ
    周りのDFのレベルが高いほどキーパーとしての性能が増す
    逆にDFのレベルが下がると埋もれてしまう

タイトルとURLをコピーしました