カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2節でコスタリカ代表に敗れた翌日、日本代表に心配な情報が飛び込んできた。
新たなる負傷者が出た。
痛恨の敗戦から一夜明けた28日、日本代表はドーハでトレーニングを行った。コスタリカ戦にスタメン出場した選手と途中出場の伊藤洋輝、浅野拓磨がリカバリーのみとなった中、その他の選手たちはランニングやアジリティ、ボール回し、ミニゲームなどで汗を流した。
この日、大きな注目を集めたのは、コスタリカ戦でフル出場を果たした遠藤航がグラウンドに姿を現さなかったことだ。協会関係者の話によれば、遠藤は右ヒザに痛みを抱えているためホテルで調整。昨晩は病院に行った模様だ。トレーニング開始時点で負傷状況については発表がなかったが、中3日で向かうと考えるとスペイン戦の出場は難しいかもしれなない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58b60b05629299ba17749ef341edd2cd2859bf02
遠藤航が右ひざ痛めホテル調整に
一方、冨安健洋に関しては、全体練習には合流しなかったが、グラウンドに出てきてランニングやダッシュをするなど順調な回復をアピール。酒井宏樹はまだダッシュ等をできる状況ではなかったが、ステップの確認などはしており、少しずつ回復しているようだ。
練習後、チームの精神的支柱の一人である川島永嗣は、「やはりああいう形で敗戦して自分たちの中で悔しさだったり、こういうことができたんじゃないかという気持ちは、絶対みんな一人ひとりにあると思います」と主張。その上で、さまざまな経験を経ての自身の思いを明かした。
「自分たちは(敗戦を)受け入れた上で前に進めなければいけない。単純に次に向けて切り替えるだけでなく、そういう気持ちを自分たちは飲み込んでバネにしないといけない。こういうときこそ自分たちのキャラクターが求められる。こういうところでどういうふうに自分たちがリアクションを取るかが一番大切かなと思います」
グループステージ突破に向けて重要なスペイン戦まで残り2日。チームの心を一つにすることで強敵撃破を目指していく。