ワールドカップ中、スペイン代表の日々について自らの口でファンに伝える“ストリーマー”としても活動するL・エンリケ監督。29日の配信では、まもなく対戦することになる日本について言及している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e1e16d619e93c1e4ccd184bdaf60366316e98a
彼らの8~9選手はドイツでプレーし、そしてタケもいる…彼らは勝ち点を必要としているし、簡単な一戦にはならない
「私たちは彼らのことをよく知っている。大会前から分析していたからね。日本の選手たちにはクオリティーがある。フィジカル的には強くないが、しかしとてもスピードがあるね」
「日本のプレーには二つの傾向がある。早急な結果を必要としていないときは後方に下がってプレーし、負けている場合にはプレッシングを仕掛けてくる。ドイツ戦が良い例だろう。そのクオリティーからいって、難しい試合を強いられるだろう」
「彼らの8~9選手はドイツでプレーし、そしてタケ(久保建英)もいる……。彼らは勝ち点を必要としているし、簡単な一戦にはならないよ。私たちが思索にふけてプレーすることはないし、日本に勝ちたいと思っている。スペインは彼らと五輪でも対戦したが、あの試合でレギュラーだった選手たちも数人いるね」
L・エンリケ監督はまた、素早いパス回しからの崩しなど“フットボールをプレーする”という点において、スペイン以上のチームが存在しないと胸を張っている。
「私たちより優れたチームがいるか? フットボール的には、きっぱりノーと言わせてもらう。決定力を持つチームを選ぶとしたら、フランスやブラジルが本命になっても驚きはしない。しかし、私たちはどこと対戦しても恐れることがない。少し前にフランスと対戦したが勝つこともあり得た。私たちはチームの長所を伸ばしていきたい」
「自分たちのスタイルを疑ったことはない。私たちがボールを持っているとき、プレッシングを仕掛ける相手は40メートル走らなくてはいけない。そしてこちらがもっとパスを回して大きくピッチを使えたら、相手は自陣に戻りながら、さらに50メートル走る必要があるんだ。ボールを追いかける苛立たしさが分かるか? これこそが私たちの武器、哲学であり、選手たちに伝えようとしているものだ。私はこのスタイルを好んでいるし、実践する上で私たち以上のチームは存在しないだろう」
「フットボール的クオリティーはフィジカルに勝らなくてはいけない。そしてスコアでリードしている状況でもやり方を全部変えるようなことがあってはならないんだ。結果を手にいているとき、プレー方法を変えようとして選手を交代し、それで点を決められたどうする? 自分はそんなプランを立てないし、もっと先を見ている。なぜ、私たちの方が優れていると考えているのに戦略を変えなきゃいけないんだ? 自分たちが優れているならば、もっとゴールを決めた方が良いに決まっているじゃないか」