2019年の6月から昨夏まで3年間に渡って契約を結んでいた古巣との対戦で、4-3-1-2のトップ下に入った久保は躍動。独走ドリブルや際どい股抜きシュート、鋭い突破からのキーパスなど、欧州王者を相手に圧巻のパフォーマンスを披露した。
この試合に限らず、今シーズンは覚醒の時を過ごしている21歳について、マドリー復帰の話が取り沙汰されるのは当然かもしれない。スペイン全国紙の『AS』は翌日、「クボ、複雑な復帰」と題した記事を掲載。帰還の可能性について探っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52cee4bd0a74f6023ab36e008ed07cc27bb6c987
古巣のマドリー戦でインパクトを残した久保
そのうえで、「レアル・マドリーは、(久保とソシエダの契約が満了する)2027年までの間にクボを復帰させたい場合、ソシエダと直接交渉する必要がある。マドリーは600万ユーロ(約8億4000万円)で売却し、(ソシエダが放出した場合に)新たな売却利益の50パーセントを得られる権利を維持している。600万ユーロに達しない場合は、全額がソシエダに入る」と両クラブ間の契約を説明している。
「マドリーは赤の他人ではない。試行錯誤して付けたオプションがある点に加えて、ソシエダとの関係が良好であり、両者がその関係を維持することに関心があるという利点がある。クボのように、サン・セバスティアンはマドリーにはまだ居場所はないタレントにとって良い港になった」
記事は「6000万ユーロ(約84億円)の違約金条項があったとしても、ベルナベウに戻るための合意を得るのが比較的簡単であるのは想像に難くない。なぜなら、このアジアのアタッカーのプレゼンテーションの際、(ソシエダのホキン)アペリバイ会長がマドリーに移籍への協力に感謝したからだ」と続けている。