「自身の力を示した」南野拓実、6試合ぶりの先発機会で奔走。仏メディアが高評価を下した「プレッシングとリカバー」

南野拓実

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2月5日に行なわれたリーグアン第22節で、モナコは2-0でクレルモンを撃破。リーグ再開後の無敗(5勝2分け)を維持した。

敵地での一戦で先手を取ったモナコは、開始3分でFKからギジェルモ・マリパンのヘッド弾で先制。さらに10分後にも、アレクサンドル・ゴロビンの左からのクロスをブレール・エムボロが頭で合わせて追加点を奪った。この時、自陣でのボールカットから敵陣深くまでドリブルで進んでゴロビンにボールを繋ぎ、得点を演出したのが、南野拓実だった。

カタール・ワールドカップ以降はオセール戦(16節)を最後にリーグでのプレーがなかった日本代表FWは、実に6試合ぶりの出場となり、トップ下として試合開始の笛を聞くと、精力的な動きにより攻守両面で懸命にプレー。前述のゴールへの貢献のほか、ペナルティーエリア左側に侵入して強烈なシュートを放つなど、幾つか印象的なプレーを見せた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ea6c4889005bfccc3513ce28e56bb7664561f16

現地メディアの採点も軒並み高評価

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フィリップ・クレマン監督は、久々のプレーとなった背番号18について、「タキとエリオット(・マタゾ)が良いプレーをしてくれたことは非常に嬉しいし、とても嬉しい。これは我々にとっての強みだ。ここ数週間プレーしていない選手でも、肉体的にも精神的にも対応できることが証明された」と語り、次のように続けた。

「今日はエリセ(ベン・セギル)が(怪我で)欠場したが、タキは準備ができていて、良いプレーを見せた。私は全選手の練習を見ている。しかし残念ながら、ピッチには11のポジションしかなく、(練習で調子が良くても)全ての選手にスタメンの座を与えることは不可能だ」

なかなかピッチに立つことができない、厳しい状況に置かれながらも、与えられたチャンスで指揮官を満足させるパフォーマンスを発揮した南野。クラブはSNSで、「タキのリカバー、ゴロ(ゴロビン)のドリブル、ブレールのフィニッシュ」と2点目を伝え、それぞれの貢献ぶりを強調している。

また、リーグアンの公式サイトも彼に注目し、「リバプールから到来して以来、公国で落ち着くのに苦労しているが、2023年に入って初めてスタメン復帰を果たした後、ここで好印象を与えるチャンスを掴んだ」としたうえで、「エムボロのすぐ近くでプレーしたミナミノは、自身の役割を完遂してチームの2点目をお膳立てし、(85分に)ベンチに退く前まで全力で走り続けた。プレーを終えた彼の膝にはアイシングがなされていた」とポジティブに評した。

現地メディアの報道を見ると、スポーツ紙『L’EQUIPE』は「ミナミノがサイフ=エディン・ハウイからボールを“盗み”、モネガスクの反撃を開始させた」と、2点目の起点となったことを報道。10点満点の採点では、チーム2番目となる及第点の「6」が与えられている。

同じく「6」を与えた日刊紙『Nice Matin』は、寸評で「12月28日以来のリーグ出場で、日本人選手はベン・セギル欠場のチャンスを活かし、自身の力を示した。敵からボールを奪い取り、ゴロビンに繋いでモネガスクのゴールをお膳立て。後半は完全に消えていたが、終盤に再び存在感を示し、85分にケビン・フォラントと交代した」と記している。

また、クラブ専門サイトでは、『Made in MONEGASQUE』が採点でチーム2番目タイの「6.5」。そして『LA DIAGONALE』は、個別評価の記事において「日本人選手はオセール戦以来の先発出場で、プレッシングとリカバーで多くの仕事をこなし、それがチームの2点目のゴールを生み出した。自身がゴールを挙げるに値するプレーは見せたものの、ボックス内でのシュートを決めそこなった。改善点はあるものの、チームメイトとの連係においては、これまででベストなプレーだった」と高評価を下している。

次節、モナコはPSGと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    最高のプレーとはいかなくても
    自分にできることを必死にやってチームに貢献できるのは素晴らしいと思う

  2. 名無し より:

    またDFWの誕生か

  3. 名無し より:

    顔の僻みなのか日本には彼以下の能力が犇めいてるのに何故かバ○鹿に攻撃されてるよな
    これでも年俸5億9000万円、モナコ移籍で更に上がってるらしいから凄いよな
    と言っても普通は更に広告等のスポンサー契約を結ぶし、なんだったらそっちの方が高いくらいってさっきyahooニュースで見て笑っちまったわ
    みんなもプロサッカー選手にならなきゃ損だろ、何で南野レベルにもなれないんだ?

  4. 名無し より:

    「いざ鎌倉」の精神でトレーニング積んでプレイする姿は敬服する。今リバポはずらずたで今ならチャンスがあったのにね。

  5. 名無し より:

    日本人はスポーツマンを軽く扱う風潮がある。
    これはTVが芸人扱いしまくったせいもあるんだが、諸外国のようにスポーツマンは一定のリスペクトされる社会にならないと日本と世界のスポーツの差は埋まらないと思う。
    日本のスポーツ選手の給料が安いのもそういう風潮のせいもあると思っている。

  6. 名無し より:

    南野は岡崎みたいなもっと泥臭いFWになれば生き残れると思うが

  7. 名無し より:

    >>5
    jリーグの給料が安いからだと思うぞ。
    外資も入れないし。
    だって高給貰ってる野球選手はスター扱いされてた時代があったじゃん。

  8. 名無し より:

    開幕当初は少し、体が丸くなった感じがしたけど、映像みたら少し絞れてキレがでてきた?

  9. 名無し より:

    そして筋肉痛へ…

  10. 名無し より:

    案外、ベテランになってくると周囲への気の利いた動きに経験とアイディアが積みあがって今よりいい選手になっていくかも
    代表でもトップ下でララーナみたいな働きができるようになるとおもしろい

  11. 名無し より:

    >>4
    あんな選手を腐らすオワコンクラブは抜け出して正解
    リバプールを出る喜びを噛み締めてる

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