16日にプレミアリーグ第5節でウォルバーハンプトンと対戦したリヴァプールは、前半7分に先制を許しながらも3-1の逆転勝利を収めた。
逆転で勝ち点3をゲットできたのは良いが、やはり先制されるのは問題だ。スマートな勝ち方とは言えないだろう。英『Football365』は特に前半45分の戦いには疑問があったと指摘。問題があるポジションの1つに、守備的MFの位置を挙げている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f74d299d6fc0ff2dd4a96461678cc790443b9e1
ウルブズ戦は出番がなかった遠藤
[4-3-3]のアンカーポジションはリヴァプールの課題ポジションの1つで、まだ1番手が固定されていない。ウォルバーハンプトン戦では新戦力のアレクシス・マクアリスターが任されたが、マクアリスターもアンカーが本職というわけではない。このゲームでは45分だけでベンチへ下がっており、まずはアンカーを固定させなければならない。そこで同メディアが気になる存在として名前を挙げたのが、シュツットガルトから加えた日本代表MF遠藤航だ。
「ウルブズ戦では遠藤の出番がなかったが、彼は守備的MFに分類できる唯一の選手でもある。そしてその遠藤こそ、今のリヴァプールが求めている選手と言える。昨季のブンデスリーガにおいて、遠藤は空中戦など守備面において、そのポジションで最高の選手の一人だった。同じく新戦力のグラフェンベルフは深い位置でできる選手ではあるが、リヴァプールが求めていることをこなせる選手ではない」
今夏のリヴァプールはドミニク・ソボスライ、ライアン・グラフェンベルフ、アレクシス・マクアリスター、遠藤と中盤に新戦力を加えたが、守備に強みを持つ守備的MFは遠藤くらいか。遠藤はまだ指揮官ユルゲン・クロップのスタイルにフィットしていないが、戦術理解が進めば中盤の掃除屋として重要な戦力になる可能性はある。
あるいは[4-3-3]ではなく[4-2-3-1]のダブルボランチにシステムを変えるのも手だが、いずれにしても現状を考えると遠藤にも出番は回ってくるはずだ。ウォルバーハンプトン戦も勝利したものの、前半の戦い方は危なかったとの評価だ。守備を引き締めるうえで遠藤の存在が重要になってくるかもしれない。