9月23日のリビングストン戦で、前半途中に退場者を出し、数的不利に陥ったチームを豊富な運動量で支えた前田。終了間際に見事な今季初ゴールも決め、3-0の勝利に大きく貢献し、多方面から賛辞を寄せられている。
クリス・サットンもそのひとりだ。地元紙『Daily Record』によると、サットンは「約100万ポンド(約1億8000万円)超でマエダを獲得できたのは、今世紀最高の掘り出し物だ。彼ひとりで3、4人分の補強だよ。なんという素晴らしい取引だっただろうか」と話した。
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「あれほどハードに仕事するFWは記憶にない」
さらに、サットンは「チームにマエダが10人いれば、必ずうまくいく。彼はDFにとって完全に悪夢だよ。文字どおり、止まることがないんだ」と続けている。
「リビングストン戦でも90分間を通じて絶え間なかった。それでもまだパワーとスピードがあり、ゴールを決めたんだ。(ブレンダン・)ロジャース監督は彼に2人分の価値があると言っていたが、それも不思議じゃない。まるでプレスマシンのようだ」
労をいとわない前田の献身ぶりに、多くの人が感銘を受けた。サットンは「あれほどハードに仕事するFWは記憶にない。彼はオリンピックのアスリートみたいだ」と激賞した。
「最後の仕上げやフィニッシュに関して意見が分かれることもあるのは分かっている。確かにもっとうまくやってほしいというところはある。だが、週末のゴールを見てくれ。まったくもって素晴らしかった。そういうこともできると示したんだ」
「定期的にああやって決めるべきとの見方もあるかもしれない。だが正直、素晴らしい仕事ぶりに加え、毎週のようにあれだけのことをやったら、セルティックがとどめることはできないだろう」
また、サットンはロジャース監督のスタッフとして働く元オーストラリア代表のハリー・キューウェルが、前田の向上に一役買っているとの見解を示している。さらに、CFとしての起用も注目される前田だが、ポジションによらず成長を続けるはずと太鼓判を押した。
サットンは「すでに技術的な改善を目にしてきたが、キューウェルとの仕事がもっと助けになると思う。彼はリバプールやリーズで素晴らしいストライカーだった。マエダは彼からいくつかコツをつかむはずだ。(リビングストン戦の)ゴールで見せたスキルにも、少しそれがうかがえる」と話している。
「ロジャースが彼をCFとして見ているのは知っている。唯一の疑問符は、その位置でプレーしたときの彼のフィニッシュだ」
「マエダは良くなっていくばかりだと確信している。まだ25歳で、ずっと成長してきた。ピッチのどこにいるかは、本当に重要ではない。彼がDFたちの足を疲れさせ、チームの役に立つと分かっているからね」