キャリアが“凄まじいジェットコースター”の上月壮一郎、セカンドチームでまたもゴール…新監督へのアピールに成功？

ブンデスリーガ2部シャルケの上月壮一郎がまたもセカンドチームでゴールを決めた。地元メディア『Der Westen』は、そのパフォーマンスがカレル・ヘラエルツ新監督に向けた「明確なメッセージ」となったと伝えている。

先月末にトーマス・ライス監督を解任したシャルケは今月9日、昨季にベルギーのユニオン・サン＝ジロワーズを率いていたベルギー人ヘラエルツ氏の招へいを発表。ライス監督の下で出場機会が減っていた上月は、暫定的に指揮を執ったマティアス・クロイツァー氏が担当した公式戦2試合はベンチ外に。4部所属のセカンドチームに送り出されると、そのリーグ戦で2ゴールを挙げていた。

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ヴェルベルト戦で先制ゴールを奪取

そんな上月だが、新監督の下でのテストマッチに途中出場を果たすと、14日には再びセカンドチームのリーグ戦に出場。ヴェルベルト戦で先発すると、11分に味方からのボールを見事な反転ボレーシュートで叩き込んで先制ゴールを奪取。流れを引き寄せ、アウェーでの4-0の大勝に貢献した。

昨年5部クラブからの加入後1部まで上り詰めるも、長期離脱を経て再び4部でプレーすることになった上月。22歳のここ1年半のキャリアを「凄まじいジェットコースターの旅」と形容する『Der Westen』は、上月のこの活躍が「プロチームへの復帰の主張を裏付けるものとなった」とし、「新監督に明確なメッセージを送った」とも伝えている。