マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表FWアンディ・コール氏が、古巣のアタッカーを酷評した。
ドワイト・ヨークと2トップを組み、デイビッド・ベッカム、ライアン・ギグス、ポール・スコールズらと共に黄金時代を築いたストライカーが糾弾したのが、ブラジル代表のFWアントニーだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c136cf8cf1ef5880a64ad36fd1aa3b44b156dd2e
三笘を引き合いにOBから指弾されたアントニー
英紙『THE Sun』によれば、コール氏は「もしアントニーとプレーしたら、気が狂ってしまうだろう。センターフォワードとして、アントニーのような選手とプレーしていて、彼がゴールラインに到達してクロスを入れなかったら、憤慨するだろう」と主張している。
「ストライカーはクロスを必要としており、ラスムス・ホイルンドはプレミアリーグでまだゴールを決めていない。アントニーが左足でカットインすると、10回中9回はシュートを放つだろう。ホイルンドがアントニーから得る唯一のチャンスは、相手ゴールキーパーが遠距離からのシュートをはじいた場合だけだ」
そして、「私は時々、アントニーの長所は何だろうと自問する。彼は周りの選手を使わず、チャンスも作らず、ゴールも決めない。では、彼の強みは何なんだ?」とバッサリ。ブライトンの三笘薫を引き合いに出して、こう述べている。
「我々は彼に多額のカネを支払った。三笘と270万ポンド(約5億円)で契約したブライトンのようなクラブを見ると、アントニーに8600万ポンド(約155億円)を支払ったユナイテッドはどの市場で買い物をしているのかと問わなければならない。過去10年間に我々が行なった移籍を見てみると、他のクラブならもっと安く獲得できたであろう選手たちに莫大なカネを費やしている」
コール氏は「アントニーは本当に残念なシーズンを過ごした。何か背景があるのは理解しているが、それはさておき、結局のところサッカーをするのが彼の仕事であり、私は彼がこれまでチームに何をもたらしてくれたのか理解するのに苦労している」とこき下ろしている。