クロアチアの強豪ディナモ・ザグレブでプレーするMF金子拓郎は早くも欧州5大リーグへのステップアップの可能性があるかもしれない。現地メディア『totalno.net』が報じている。
現在26歳の金子は今夏に北海道コンサドーレ札幌から買い取りオプション付きのレンタルでザグレブに移籍。加入当初はレギュラーの座を獲得できず苦しんだが、10月末に途中出場したリーグ戦NKロコモティーバ戦での1ゴール1アシストの活躍で逆転勝利の立役者に。その後公式戦すべてに出場し、上記含めウィンターブレイクまで合計3ゴール6アシストを記録している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2c95e642882bf153d5bea1c9429dae815caf0d
金子拓郎にブンデスリーガ行きが浮上?
そして報道によれば、そんな金子の状況にブンデスリーガのフライブルクが注視しているという。「ドイツからの情報」として、堂安律が所属する同クラブは「ディナモに600万ユーロ(約9億4000万円)+ボーナス200万ユーロ(約3億1000万円)を提示する準備ができている」とし、ザグレブの関係者たちも「このような展開を想像しても見なかった」と伝えている。そのため、札幌とはシーズン終了後に行使可能となっていた買い取りオプションで合意していたクラブだが、今冬の買い取りに向けて動き出していると見るようだ。
また金子の強みについて「スピードと素晴らしい動き出し」とする同メディアだが、「特にクロアチアでは相手が対応できていない」ことも指摘。ザグレブの宿敵であるハイドゥク・スピリットのミスラヴ・カログラン監督が、スコアレスドローで終わった今月17日の対戦後、試合に向けたトレーニングで1メニューをまるごと“対金子の守備”に費やしたことを認めたとも紹介し、「タクロウ・カネコがどれほどの選手であるかをそれが何よりも物語るだろう」とも伝えた。