リバプールは遠藤だけでなく、アフリカネーションズカップに参戦するFWモハメド・サラーや、キャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクらを欠いて敵地でのアーセナル戦に臨んだ。序盤からアーセナルの激しいハイプレスに苦しみ、幾度となく決定機を演出される展開に。それでも堪え続けたリバプールは後半35分に獲得したセットプレーの場面、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのクロスがオウンゴールを誘発し、先制に成功。さらに同アディショナルタイム、パワープレーに出たアーセナルの裏を突くカウンターで、最後はFWルイス・ディアスが押し込んで、2-0で勝利した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9796da1f6af92579c78ac3201366c6a0ea73e0ee
アーセナル戦に出場したアレクシス・マック・アリスター
現地メディアの評価は二分されており、リバプール専門メディア「This is Anfield」は10点満点での採点でマック・アリスターに「6点」をつけ、「エンドウのいない中盤のアンカーを務めたが、実際のところはペースを乱し、アーセナルのプレスに苦しむなど、唖然とする錆びつきを見せていた」と辛辣に指摘している。
一方、リバプール専門メディア「LIVERPOOL.COM」はマック・アリスターに「7点」をつけ、「相変わらずポゼッション時は高精度で、同役のワタル・エンドウよりも明らかに進歩的だ。このアルゼンチン陣選手がそのポジションで何をもたらすことができるかは明確で、アーセナルの激しいプレッシャー下でボールを保持できた数少ない1人だった」と、相手をいなす足元の技術に称賛の言葉を送っていた。
遠藤がアジアカップから帰還した場合、マック・アリスターと再びポジション争いを演じるのか、もしくは共存の起用法を見出されるのか、注目が集まりそうだ。