フュルクルクが値千金の同点弾! ドイツがグループAを首位通過…スイスは2位で決勝Tへ

ユーロ
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EURO2024・グループA第3節が23日に行われ、スイス代表とドイツ代表が対戦した。

自国開催で28年ぶりの欧州制覇を目指すドイツは、ここまで2連勝で決勝トーナメント進出が確定。ジャマル・ムシアラや今大会を最後に現役生活を終えるトニ・クロースらが躍動し、ここまで7得点1失点と安定した戦いを見せている。引き分け以上でグループ首位通過が確定するこの試合。ユリアン・ナーゲルスマン監督は過去2試合と同じ11名をスタメン起用している。

一方のスイス代表はハンガリー代表との初戦を3-1で制し、第2戦はスコットランド代表と1-1の引き分け。ここまで勝ち点「4」を積み上げており、ドイツに次ぐ2位につけている。この試合に勝利した場合には逆転での首位通過が確定。引き分けでも決勝トーナメント進出が決まり、敗れた場合はスコットランドの結果次第ではあるものの、得失点差の関係から2位に留まることが濃厚となっている。

【スコア】
スイス代表 1-1 ドイツ代表
【得点者】
1-0 28分 ダン・エンドイェ(スイス代表)
1-1 90+2分 ニクラス・フュルクルク(ドイツ代表)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a65b94aad3420f549dfb8374489254c887de03d

フュルクルクが後半終了間際に同点ゴール



序盤からドイツがボール保持率を高め、試合の主導権を掌握。トニ・クロースやロベルト・アンドリッヒが最終ラインに落ちてビルドアップを行い、前線の選手の背後への抜け出しや、高い位置を取ったマクシミリアン・ミッテルシュテットを使いゴールに迫る。17分、ミッテルシュテットの低いクロスにジャマル・ムシアラが飛び込み、こぼれ球を拾ったアンドリッヒがボックス手前から右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に突き刺さったが、オンフィールドレビューの結果、直前のプレーでムシアラにファウルがあったとして、ゴールは取り消しとなった。

対するスイスはハイプレスとミドルブロックを使い分け、ドイツの攻撃に対応。ボール保持時には左ウイングバック(WB)のミシェル・アエビシェールが中央へ絞り、左センターバック(CB)のリカルド・ロドリゲスが幅を取る変則的な形を採用する。迎えた28分、高い位置でボールを奪ったファビアン・リーダーがボックス内へ走り込むレモ・フロイラーへ送り、ゴール前への折り返しにダン・エンドイェが合わせて先制に成功した。

今大会初めてリードを許したドイツは、クロースやムシアラ、フロリアン・ヴィルツらが多くボールに絡み、何度か敵陣ボックス内へ侵入するも、スイスの強固な守備ブロックをなかなか崩し切ることができない。CKから訪れたアントニオ・リュディガーのチャンスもゴールには繋がらず、前半は1-0での折り返しとなった。

後半最初のチャンスは50分のドイツ。敵陣中央でボールを受けたヴィルツが右足アウトサイドで相手DFラインの背後へスルーパスを供給し、斜めに抜け出したムシアラが右足を振り抜く。しかし、これはGKヤン・ゾマーに阻まれ、こぼれ球に詰めたイルカイ・ギュンドアンのシュートも枠を外れる。55分にはカイ・ハフェルツが背後への抜け出しで起点を作り、ムシアラ、アンドリッヒと繋いでクロースがミドルシュートを放ったが、これも枠を捉えられなかった。

攻勢を強めるドイツは70分、右サイド深くでボールを受けたヴィルツが巧みな切り返しでボックス内へ侵入。マイナスの折り返しを収めたジョシュア・キミッヒが至近距離からシュートを放つも、マヌエル・アカンジのブロックに阻まれ得点ならず。その後もレロイ・サネやニクラス・フュルクルクを投入し圧力を強めるが、スイス守備陣も集中した対応を続け、攻撃を跳ね返し続ける。

我慢の時間が続くスイスは84分、スルーパスに抜け出した途中出場のルベン・バルガスがGKとの1対1を制してネットを揺らすも、オフサイドの判定で追加点とはならず。88分にはバルガスの落としを受けたグラニト・ジャカが得意の左足を振り抜いたが、GKマヌエル・ノイアーの好セーブに阻まれる。このまま試合終了かと思われた90+2分、ダヴィド・ラウムの鋭いクロスにフュルクルクが頭で合わせ、ドイツが土壇場で同点に追い付いた。

試合は1-1で終了。粘りを見せたドイツが首位でグループAを通過し、スイスが2位で決勝トーナメント進出を決めている。

コメント

  1. 匿名 より:

    ドイツのゴール取り消し、あのタイプはホント萎えるからやめてほしいわ

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