ハンガリーが90+10分劇的弾で勝利、GL突破に望みつなぐ!! スコットランドは痛恨敗戦で敗退決まる

ユーロ
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[6.23 EUROグループA スコットランド 0–1 ハンガリー シュツットガルト]

EUROグループA最終節が23日に行われた。3位スコットランド代表と4位ハンガリー代表の一戦は、ハンガリーが1-0で勝利した。ハンガリーは3位でグループリーグを終え、突破できるかは他グループの結果を待つ形になった。スコットランドは最下位で敗退が決まっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5395ca985090481c1dd511bf9083b0bd1a810f29

ハンガリーが大きな勝ち点3



GL突破に向けてともに勝利が欲しい一戦はなかなかチャンスが生まれない展開となる。やや優勢のハンガリーは前半35分、FWロランド・サライがミドルシュートを放ったが枠の上に飛んだ。同40分には相手選手が足を高く上げたことで、ペナルティエリアの手前で間接FKを獲得。MFドミニク・ショボスライがふわりと上げたボールをDFビリ・オルバンがフリーで合わせたが、クロスバーをかすめて外れた。

一方のスコットランドはクロスを中心にゴールを狙うが、精度を欠いて決定的な場面を作れない。前半最後のチャンスはハンガリー。前半アディショナルタイム1分、ショボスライがカウンターから放ったミドルシュートは枠に飛ばず、スコアレスでハーフタイムに突入した。

前半をシュートゼロで終えたスコットランドは後半8分、DFアンドリュー・ロバートソンが中盤でボールロストするも、自ら奪い返してカウンターを仕掛ける。ロバートソンからパスを受けたFWチェ・アダムスはカットインから右足を振ったが、大きく枠を外れた。

続く後半13分、MFジョン・マッギンが右サイドを力強く突破し、一気にPA内に侵入。両チーム通じてこの試合初めて個の力でゴールに迫る場面となったが、マイナス方向に出したクロスは相手選手にクリアされた。

後半23分、ハンガリーのセットプレーから両チームの選手が激しく衝突。ハンガリーFWバルナバース・バルガは起き上がることができず、スタッフが布で目隠しをするなか治療が行われ、そのまま交代となった。

スコットランドは後半34分、MFスチュアート・アームストロングがペナルティエリア内でオルバンと接触しながら倒れるが、主審はノーファールと判定してPKにはならない。

10分表示の後半アディショナルタイムは両チームが猛攻を仕掛ける。すると後半45+10分、ハンガリーのカウンターからFWロランド・サライが右サイドを抜け出し、クロス。これをFWケビン・チョボトが押し込んで劇的な勝利を手にした。

今大会初白星を挙げたハンガリーが逆転で3位に浮上、決勝トーナメント進出の可能性を残した。スコットランドは未勝利で敗退が決まっている。
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