オランダで大きく成長遂げた20歳GK長田澪「多くのことを学ぶことができた」

2023-24シーズンについて長田は「最終的な結果を見れば、シーズンは明らかに惨憺たるものだった。どうにかして降格を免れたかった。しかし、個人的には多くのことを学ぶことができた。特に最大のプレッシャーがかかる状況を受け入れることは、今後の自分の道に役立つだろう。だからこそ、キャリアのスタート地点でこのような状況に直面できたことを嬉しく思っている」と振り返る。

昨年11月のNEC戦ではミスから失点に関与し、「確実だと思っていた勝利を手放してしまった。試合後、インスタグラムのアカウントはたくさんのネガティブなメッセージだらけでした。手痛い勉強になったが、あらゆる面で自分自身を鍛えなければならないということを教えてくれた」と明かす。立ち直り方についてもこう説明している。

「多くの調整をした。コーチングチームとのコンタクトを増やし、ピッチに立つ時間を増やした。今は、最初に到着して最後に帰るようにしている。メンタルコーチの役割も大きい。手や足がいくらうまくても、頭をコントロールできなければ勝てないということに気づいたんだ。試合では、次のセーブにしか集中しない。前のセーブが良かったか悪かったかは関係なく、常に次のセーブが最も重要なのだ。僕にとって最も基本的な学習は、試合前と試合中のリラックスと緊張のバランスが重要だということを理解することだった」