田中碧の移籍先が決まらない理由は?“代理人騒動”を受けデュッセルドルフ幹部が見解 | footcalcio

田中碧の移籍先が決まらない理由は?“代理人騒動”を受けデュッセルドルフ幹部が見解

田中碧
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ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフの強化担当クラウス・アロフス取締役が、日本代表MF田中碧について言及した。地元紙『ライニシェ・ポスト』が伝えている。

田中は数週間前に今夏の移籍に向けてイギリスのCAA Base社からドイツのSports360社と代理会社を変更したことが判明。しかし、その時点での代理人変更はイギリス法に反していたとされた選手は『ライニシェ・ポスト』曰く「不本意ながら」前者に逆戻り。デュッセルドルフとの契約が最終年に突入するタイミングで、元の代理会社に復帰することになり、現地では騒動として報じられている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29e2f1c0f102548551806188d8174cbe0011b58b

アオは素晴らしいシーズンを過ごしたし、なぜ多くの可能性が出てこないのか理解できないね



アロフス取締役は「もちろん、驚かされることだ」とコメント。「アオは代理人を離れて、戻って、離れて、また戻っているのだからね。少なくとも2歩は余計だっただろう」と指摘する上で「だが、アオは素晴らしいシーズンを過ごしたし、なぜ多くの可能性が出てこないのか理解できないね」と不思議がった。

2部とはいえ、中盤ながら昨季は8ゴール4アシストを記録するなど活躍し、日本代表のメンバーでもある田中。デュッセルドルフ側が求める移籍金は200~300万ユーロ(約3.5億~5.2億円)程度と言われる同選手がなぜ早々と移籍先が決まらないのだろうか。

アロフス取締役はこれについて「だが、アオもどの方向に進みたいかに関して、明確な考えを持っている」と明かしつつ、「移籍市場に関しては、まだとても早い時期にいるからね」と焦りを感じていない様子だ。さらに次のようにも語っている。

「私にとっては普通のプロセスだ。彼はまだ契約は残しているが、1部リーグでプレーしたいことを(クラブに)伝えている選手。それと同時に、常にパフォーマンスを発揮し、我々と完全に一体化している選手でもある」

「彼は我々にとって非常に明確な価値を持っている。契約を延長できる経済的な状況にいるのなら、彼を引き留めたいところだ。選手としての彼を放出したがっているということはまったくない。ただ、状況がそうさせているだけだ」
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田中とデュッセルドルフの契約は2025年夏までとなっており、今夏が最後の売り時となっている。
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