元サッカー日本代表・興梠慎三が引退会見「いずれは監督の道に進みたい」今後は裏方で浦和レッズをサポート | footcalcio

元サッカー日本代表・興梠慎三が引退会見「いずれは監督の道に進みたい」今後は裏方で浦和レッズをサポート

引退・退団
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元サッカー日本代表の興梠慎三(38、浦和レッズ)が38歳の誕生日を迎えた31日、今季限りでの現役引退を発表し、埼玉スタジアムで会見を行った。2005年にプロ入りし20年の節目の年に大きな決断をした。

興梠は冒頭で、「今年で現役を引退することを決断しました」と改めて報告。「堅苦しい会見は嫌いなので、賑やかな会見にしたい」と晴れやかだった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5aff10d572405570f15f560ca30f598625282bb1

現役引退を発表した興梠選手



今季はわずか1ゴールだったが、これまで歴代2位のJ1通算168得点を決めていた興梠。引退理由は「自分の力じゃチームは勝たせられない」と思ったからだという。「技術面ではそんなに変わりはないが、体力的に90分間という中で、どこまでチームのために頑張れるかということを考えるとなかなか長い時間持たないっていうのが正直な気持ち」と心境を明かした。「スタジアムに足を運んでくださる皆さんはお金を払って見に来てます。それに値するようなプレーができているかと言われると、自分自身正直自信がない。それでも見に来てくださる以上、僕たちはプレーで見せないといけない。でもそれに応えられないもどかしさというのが自分の中でずっとありました」と葛藤を話した。

38歳の誕生日に引退を発表したが「自分にとってもこの日っていうのは特別な日」と興梠。「自分は母に一番感謝しないといけない。僕がここまで現役を続けられたのも、やっぱり母が丈夫な体で産んでくれたことが一番だと思ってます」と母への感謝を綴った。その上で、「母にとっても自分を産んだそういう特別な日だと思っているので、お互いが特別な日である今日を引退会見という形で感謝を伝えるというので、この日を選びました」と特別な思いを話した。

浦和レッズでは背番号「30」を背負いJ1で歴代最長となる18年連続ゴールの金字塔を打ち立てた興梠。「福田(正博)さんが付けていたエース番号・9番というのを30番にしたいという一心で、これまでやってきました」。自身の背負った特別な背番号は「自分が一番かわいがっている前田直輝(29)につけてもらうのが一番いいかなと思ってます」と次世代へ託す。

今後は、「裏方で浦和レッズをサポートしていきたい」と話したが、「いずれは監督の道に進みたい」とこれからもサッカー界を牽引することを誓った。

日本代表として通算16キャップを保持。2016年のリオ五輪には、U-23日本代表のオーバーエイジとして参加していた。
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