シュトゥットガルトが2戦連続5得点!…広島とのド派手な撃ち合い制し日本ツアー連勝

チェイス・アンリフレンドリーマッチ
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8月1日に広島県の『エディオンピースウイング広島』にて『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』の一戦が行われ、サンフレッチェ広島とシュトゥットガルトが対戦した。

1996年以来28年ぶりの来日を果たしたシュトゥットガルトは、2023-24シーズンのブンデスリーガで躍進を遂げ、無敗優勝を果たしたレヴァークーゼンに次ぐ2位でフィニッシュ。15年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。今夏の来日ツアーでは2試合を予定しており、この日の広島戦は2試合目。4日前に行われた京都サンガF.C.戦は一時3点リードを奪われながら、その後大量5ゴールを奪い、見事な逆転勝利を収めている。

シュトゥットガルトはアレクサンダー・ニューベルやフランス・クレツィッヒ、エルメディン・デミロヴィッチ、ジャスティン・ディールらがスタメン出場。チェイス・アンリはベンチスタートとなった。対する広島は大迫敬介や塩谷司、満田誠、ドウグラス・ヴィエイラなどに加え、今夏に加入したトルガイ・アルスランが初先発を飾っている。

【スコア】
サンフレッチェ広島 2-5 シュトゥットガルト
【得点者】
0-1 19分 アンジェロ・シュティラー(シュトゥットガルト)
1-1 55分 中島洋太朗(サンフレッチェ広島)
1-2 63分 エメル・ベヤズ(シュトゥットガルト)
1-3 68分 トーマス・カスタナラス(シュトゥットガルト)
2-3 76分 マルコス・ジュニオール(サンフレッチェ広島)
2-4 79分 ニック・ヴォルトマデ(シュトゥットガルト)
2-5 90+2分 ムサ・シセ(シュトゥットガルト)

https://news.yahoo.co.jp/articles/43e67d4096c0669e2e30650b25ad93d811dfd1cb

シュトゥットガルトがまたも5発



序盤からシュトゥットガルトがボール保持率を高め、相手のプレスを掻い潜りながらチャンスをうかがう。対する広島は16分、アルスランの絶妙なスルーパスを受けた志知孝明が決定機を迎えるも、シュートはGKニューベルの好セーブに阻まれた。すると19分、敵陣中央でボールをキープしたアンジェロ・シュティラーがボックス内右へ走り込むジェイミー・レヴェリングへ展開。マイナスの折り返しをシュティラーが流し込み、見事な連携から先制点を奪った。

失点直後にもシラス・カトンパ・ムヴンパのお膳立てからデミロヴィッチに決定的なシュートを放たれた広島。それでも、その後は粘り強い守備対応を続け、攻撃時には満田やアルスランらを起点に何度か相手ゴールに迫るシーンを作る。しかし、最終局面でのプレー精度を欠き、なかなかGKニューベルを脅かすことができない。一方のシュトゥットガルトはカウンターから好機を創出。41分、ディールがボックス内左まで持ち込みシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

互いに多くの選手を入れ替えて臨んだ後半は広島が押し気味に試合を進める。迎えた55分、敵陣バイタルエリアでドリブルを仕掛けた中島洋太朗がボックス内へ縦パスを送り、これを受けた井上愛簾がワンタッチで右へ展開。松本泰志の折り返しを受けた中島が低い弾道のシュートを放つと、ゴール右隅に飛んだボールがGKの手を弾いてネットを揺らし、広島が試合を振り出しに戻した。

追い付かれたシュトゥットガルトは失点直後に再び多くの選手を入れ替え、チェイス・アンリらを投入。すると63分、味方の落としを受けたエメル・ベヤズがボックス外から左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右下隅に突き刺さり、勝ち越しに成功する。さらに68分にはニック・ヴォルトマデの長いスルーパスに抜け出したトーマス・カスタナラスが、ボックス外に飛び出したGKを交わして冷静にゴールに流し込み、リードを2点に広げた。

広島の反撃は76分、ボックス手前中央で獲得したFKをマルコス・ジュニオールが直接沈めて1点差に詰め寄る。しかし、シュトゥットガルトも79分にチョン・ウヨンのスルーパスに抜け出したヴォルトマデがネットを揺らし、わずか3分後に再び点差を広げる。90+2分には相手DFラインの背後へ抜け出したムサ・シセがダメ押しのゴールを奪った。試合はこのまま2-5で終了し、シュトゥットガルトが日本ツアー連勝を飾った。

シュトゥットガルトは10日にビルバオとの親善試合に臨む。
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