中村敬斗と伊東純也がゴール演出も…スタッド・ランスはグリーンウッドに同点被弾でドロー

試合を優位に進めるマルセイユは前半25分、DFクエンタン メルランのクロスをFWアミーヌ・アリがフリーで合わせて先制点を奪う。アリは開幕節で負傷交代したFWファリス・ムンバニャのユニフォームを掲げるゴールセレブレーションを披露した。

なかなかチャンスを作れないスタッド・ランスは前半41分、中村が伊東の浮き球をペナルティエリア内で収め、右サイドを駆け上がる伊東に落とす。伊東はファーサイドのDFセルヒオ・アキエメにクロスを送るも、相手DFがアキエメに競り勝って得点にはならなかった。

スタッド・ランスは1点ビハインドで折り返した後半3分、中村にチャンスが訪れる。右サイドでボールを受けたFWウマル・ディアキテがマイナス方向へクロスを送ると、中村が右足でダイレクトシュート。しかし枠の上に飛ばしてしまった。中村は同5分、PA手前ゴール正面で伊東からパスを受け、切り返しから右足を振り抜く。これはGKヘロニモ・ルジにセーブされてCKとなった。

それでもこのCKを伊東がニアサイドに低い弾道で蹴り込むと、相手に当たってこぼれたところをアキエメが左足一閃。ゴールネットに突き刺し、スタッド・ランスが同点とした。

さらに後半10分、中村のパスに抜け出したMFヤヤ・フォファナが相手を振り切り、左サイドの角度のないところから右足を振る。するとゴール前に走り込んでいた伊東がGKの目隠しになり、ボールはゴールに吸い込まれた。GKは伊東のオフサイドを主張するも、オフサイドポジションではなかったため逆転ゴールが認められた。

ところが後半27分、波状攻撃からMFメイソン・グリーンウッドにヘディングシュートを決められて追いつかれる。グリーンウッドは開幕節に続く得点で今季3点目となった。

スタッド・ランスは後半35分、伊東の鋭いクロスにMFマーシャル・ムネツィが合わせるも、枠を捉えられない。その後中村は後半43分に、伊東は同45+2分に交代。最後はマルセイユの攻撃を受ける形となったが、再逆転は許さずに2-2で試合終了となった。