守田英正の『謝罪』、ポルトガルで指導した監督が称賛 「至極当然の反応で驚かない」

守田をサンタ・クララで指導したダニエル・ラモス監督も、彼を絶賛していたという。

「それは彼が自分自身に課してきた要求の一部だと思う。彼は毎試合、自分が何か間違ったことをしていないかを常に考えていたし、もっと、もっと、もっとやりたいと思っていた。だから、シティ戦後の彼の反応は至極当然で、驚かない。

彼は自分のやることにとても厳しいし、ミスしても誇り高いし、物事を成し遂げてもあまり喜びすぎないし、とても抑制的でさえある。それは彼の性格、（日本の）文化でもある。私が感心していることのひとつは、彼が自分の悪いところをすぐに改善しようとすることだ。特にパスに関しては、彼はとても慎重で、パスの成功率が非常に高くなければ満足しなかった。

彼はすでにサンタ・クララで非常に高いレベルにあったし、それは私にとって当然のことだった。私は彼にこう言ったんだ。もっと高いレベルでやれる、ポルトガルで偉大な選手になったり、海外でもやれるはずだと。実際そうなった。

彼はより完成された。例えば、日本ではできなかったことをサンタ・クララではやれる兆候を見せていたし、時々やっていた。監督が自由を与えない限り、ダブルボランチでプレーする時は彼がよりバランスをとり、より自由度がないことが普通だった。スポルティングでの彼は準備ができていて、フィニッシュエリアにより入っていく選手になった。それが彼のプレーに付加価値を与えている。

なぜなら、彼は6番のポジションもこなせるし、より飛び込んでいく2番目のポジションもこなせる。それによって監督には選択肢ができるし、彼にも得点やアシストのチャンスができる。

彼は素晴らしいクラブにいるし、本人が見せているものからすれば幸せだろう。ただ、どうなるかは誰にもわからない。チャンピオンズリーグは世界中で見られているし、ここからビッグクラブに移籍する選手のサクセスストーリーもたくさんある。彼も例外ではない」

スポルティングは5日のCLシティ戦で守田のミスから失点するも4-1で逆転勝ちした。

試合後に守田は「今夜の自分は最も評価の低い選手だったと思う。悲観的になりたくないし、またこういう大事な試合があるときには、もっといいプレーができればと思っている。プレッシャーをかけられそうになったら、ボールを戻せばよかった。マンチェスター・シティは強いクラブで、こういうミスをうまく利用する。自分のミスを認めて、真剣に受け止めなければならない。運が悪かったのか？いや、運が悪かったとは言わない。物事をポジティブに捉えなければならない。今日起こったことと、どう改善できるかを真剣に考える」と話していた。