浦和は「サッカーの継続性ない」 引退会見で本音…クラブ現状に「再構築が必要」 | footcalcio

浦和は「サッカーの継続性ない」 引退会見で本音…クラブ現状に「再構築が必要」

Jリーグ引退・退団
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J1浦和レッズは11月26日、元日本代表DF宇賀神友弥の引退記者会見を埼玉県内で開いた。前日に今季限りで現役引退を発表していたなか、現状の浦和について「フットボールの本質と言える部分の再構築が必要」と自身の言葉で言及している。

現在36歳の宇賀神は、流通経済大学在学中の2009年に浦和で特別指定選手に選ばれ、2010年にJリーグデビュー。22年にFC岐阜へ渡り、2シーズンを過ごしたのち、今季から浦和へ復帰した。

クラブは近年、監督の交代が相次いだ。2021年に大槻毅氏からリカルド・ロドリゲス氏へ監督交代。その後23年にマチェイ・スコルジャ監督(第1次)が就任し、翌年はペア=マティアス・ヘグモ氏を招聘した。しかし8月27日に解任となり、2度目のスコルジャ監督就任が決まる。目まぐるしい交代劇となったなか、浦和は現状J1リーグ10位となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/30e0aa1d9a65b341e89ec8eab7d54a140e469913

宇賀神友弥が言及「フットボールの本質と言える部分の再構築が必要」



そうしたクラブの現状について「最後なので、しゃべりましょうか」と宇賀神が率直な思いを吐露。「浦和が優勝争いを続けるようなチーム、クラブにするため」といった記者の質問に対し、「クラブとしてやるサッカーの継続性がないのが正直なところだと思います」と混乱の時期を振り返る。

「監督が代わるごとにサッカーが変わっていれば継続性はないし、もちろん浦和を背負う責任という言葉はあるけど、それだけではサッカーは勝てない。ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)がいなくなってから監督がコロコロ変わって長期政権を築けていないのも、それが1つなのかなと思う。ピッチに立つのは選手なので、選手が結果を残し続ければ関係ないという見方もあると思うけど、5年、10年先、常にトップに浦和レッズがいるというサッカーはできていない。フットボールの本質と言える部分の再構築が必要だと思います」

セカンドキャリアで浦和のGMになりたいと語った宇賀神は、「そこを構築していくのが次に自分がやりたい1つの仕事だと思う」と、自身の今後の役割にも言及する。残り2試合。宇賀神は選手としてキャリアを全うする。

「サポーターの皆さんにもこれだけ長い間、これだけすごいクラブがJリーグのタイトルを取れていないのがとにかく申し訳ない。ただ、個人的なところで言えば残り2試合残っています。監督もなかなか試合に出られていない選手も使うと言ってくれているので、そこには僕も含まれていると信じてまた明日、しっかりやりたいです」

次節、浦和は福岡と、最終節では新潟と対戦する。

コメント

  1. 匿名 より:

    ゆーて監督変わろうが変わらないクラブとしてのスタイルがあるのって世界中見渡してもバルサくらいでは?
    そのバルサ自体も1990年代から構築して今があるわけで他のクラブじゃ組織としてマネできないよ
    やり方自体は3歳から入れるアカデミーからトップチームまで一貫した戦術をとることだけど日本じゃまず無理だし現実的じゃない

    • 匿名 より:

      言いたいことは分かるが、そこまで極端な話をしてるわけじゃないと思うで
      いわゆる堅守速攻型のあとに保持型、やっぱダメだから堅守速攻で…みたいな短期間で真逆とも言えるスタイルの指揮官をコロコロ入れ替えるのがどうかって話
      前任の否定から入るってあたりがとても日本的体質なので

      具体例として、奇跡の優勝を果たしたレスター・シティは4-4-2堅守速攻型の典型スタイルだったが、それで躍進したクラブが戦力抜かれて翌年没落ってのがサッカーあるある
      レスターのフロントはそれをちゃんと認識してて、強さを維持するため中期計画で保持型に徐々に切り替えを図り監督と選手を少しずつ入れ替え(岡崎が優勝翌年に出番を失ったのはこのため)、満を持して保持型のブレンダン・ロジャーズを招聘した
      そういうビジョンをフロントに持ってほしいって話なんでしょ

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