ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)は現地11月28日、ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節でトゥベンテ(オランダ)と敵地で対戦し、1-0で勝利した。スコアの上では辛勝だが、攻守に相手を圧倒した危なげないゲームだった。
4日前、膝の負傷によりルーバン戦(1-1)を欠場したユニオンの町田浩樹は、トゥベンテ戦の88分から左ウイングバックとしてピッチに入り、アディショナルタイムも含めて8分間プレーして、相手の右ウイングを完璧に封じ込んだ。
30位だったユニオンはこの勝利で一気に決勝プレーオフ圏内の24位まで順位を上げ、決勝トーナメント・プレーオフ圏内に入った。「再来週に行なわれるニース戦が本当に大事になってくる」。そう言って町田は気を引き締めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d18f86163af82f3035262020fe91a0d74c59323
4日前、膝の負傷によりルーバン戦(1-1)を欠場したユニオンの町田浩樹は、トゥベンテ戦の88分から左ウイングバックとしてピッチに入り、アディショナルタイムも含めて8分間プレーして、相手の右ウイングを完璧に封じ込んだ。
30位だったユニオンはこの勝利で一気に決勝プレーオフ圏内の24位まで順位を上げ、決勝トーナメント・プレーオフ圏内に入った。「再来週に行なわれるニース戦が本当に大事になってくる」。そう言って町田は気を引き締めた。
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ユニオンで研鑽を積む日々。膝の負傷も問題ないようだ
🇯🇵日本代表🇯🇵
— サッカーダイジェスト (@weeklysd) November 30, 2024
日本代表で #町田浩樹 の左ウイングバックもありなのではないか――本人の考えは?「幅広くできることに越したことはない」【現地発】#森保ジャパン
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気にかかるのは、負傷した左膝のこと。果たしてW杯アジア最終予選で怪我をしたのだろうか?
「いえ、僕はルーバン戦でスタメンのメンバーに入っていたんです。だけどウォーミングアップ中に膝の皿が痛くなってしまって、監督と話をしてプレーするのを止めたんです。今日の試合前に『僕はプレーできます』と言ったんですが、監督が『これから連戦が続くし、今度の日曜日のアントワープ戦は重要なゲーム。そっちのほうが大事だ』ということでスタメンから外れたんです。だから、まさか今日、10分近くプレーするとは思ってませんでした」
2024年はまだ1か月残っているが、町田にとって飛躍の年になった。彼が代表初キャップを刻んだのは、23年9月12日、ベルギーのヘンクで開催されたトルコ戦(4-2)と、それほど昔のことではない。190センチの体躯に恵まれ、足もとの技術も高いレフティは、W杯アジア2次予選の対シリア戦以降、7試合連続フル出場を継続中で、今ではすっかり日本代表の主力として貫禄も出てきた。
「まさか(9月から始まった最終予選の6試合で)全試合に出るとは思ってませんでした。怪我することなく、しっかり勝点を積み重ねて終われたので良かったです」
しかも、その強さは圧倒的。アジア最終予選グループC首位の日本は勝点16で、2位のオーストラリアに9ポイント差をつけている。しかも日本の得失点差+20に対してオーストラリアはたった+1だ。今の日本代表の強さを、町田はどう捉えているのだろうか?
「正直、力の差がありましたけど、苦しい試合でもしっかり勝ちきれる力がついてきている。セットプレー一本で流れを変えることができるのが、今の代表だなと感じます」
多くの選手が口を揃える日本のセットプレーの強さ。しかし、少し前まで「日本はセットプレーから点を取れない」と批判されていたはずだ。
「そうですね。2次予選の時は全然(セットプレーから)点を取れませんでしたが、最終予選になってからだいぶ入るようになった。前田遼一コーチが今、セットプレーのコーチをしているんです。遼一さんのスカウティング通り、練習通りにできているところがありますよね。そして、それを体現できるキッカーもいるし、(競り合いに)強い選手もいますので」
最近、「日本代表の左ウイングバックとして町田を使うオプションもありなのではないか」と思うことがある。それはフェイエノールトのCBダビド・ハンツコ(スロバキア代表)の背格好、攻守におけるプレースタイルが町田と似通っているから。
たとえば日本代表で町田が披露する、左後ろの位置から前線の真ん中あたりに差し込むようなパスは、ハンツコも得意にしている。
トゥベンテ戦の2日前、フェイエノールトはCLでマンチェスター・シティ相手に0-3のビハインドから3-3に追いつき、貴重な勝点1を獲得した。フェイエノールトの劇的なカムバック劇にはいくつかの要因があった。その一つが、ハンツコがCBから左SBにポジションを移したこと。
フェイエノールトは4バック、ユニオンは3バックとシステムは異なるものの、ハンツコができることは町田にもできる。なんなら、トゥベンテ戦の町田は左ウイングバックだったし――。
そんなことを私は本人に語りかけていた。
「彼、(マンチェスター・シティ戦で)点を決めましたよね? スロバキア人ですよね? たまに(上田)綺世の試合を見ていると、良い選手だなと思います。
ちょこちょこ、僕はユニオンでウイングバックをやっているんです。それこそ、昨季のベルギーカップ決勝戦では残り10分間くらい、ウイングバックに入りました。だけど、僕は攻撃的なウイングバックはできないので、守備固めとして“5バックのウイングバック”という感じですね」
v ――真ん中に差し込むパスを見ていると、2人ともそっくりだなと思います。
「そうですね。彼がどこかに行ったら俺を取るのかな、と思ってたんですけどね(笑)。それこそアルネ・スロット(前フェイエノールト監督、現リバプール監督)はバルト・ニーウコープ(DF。前ユニオン、現フェイエノールト)に『町田はどうなんだ』って2回くらい聞いたらしいです」
ハンツコがステップアップしたら、似通ったタイプの町田を後継者に――。そうスロットは考えていたのかもしれない。ともかく町田の裏話が飛び出た後、話は代表でのポジションの話に戻った。
「幅広く(いろいろなポジションを)できることに越したことはない。代表ではまだ3バックシステムのウイングバックはやったことはないけど、4バックシステムの左サイドはやったことがあります。
3バックの左、4バックの左、CBの真ん中、5バックの左…。これらができたら、後ろのポジションはほとんどできるようになる。でも代表のウイングバックは(三笘)薫、(堂安)律、(伊東)純也君のような攻撃的な選手とポジションを争うことになる。だから、僕は“守備的な5バックシステム”の時に(左ウイングバックをやってみたい)」
森保一監督が3-4-2-1を取り入れてから、特に攻撃的な選手がマルチロールに挑戦している。そのことが采配や戦術の幅の広がりを生むのだろう。
「いえ、僕はルーバン戦でスタメンのメンバーに入っていたんです。だけどウォーミングアップ中に膝の皿が痛くなってしまって、監督と話をしてプレーするのを止めたんです。今日の試合前に『僕はプレーできます』と言ったんですが、監督が『これから連戦が続くし、今度の日曜日のアントワープ戦は重要なゲーム。そっちのほうが大事だ』ということでスタメンから外れたんです。だから、まさか今日、10分近くプレーするとは思ってませんでした」
2024年はまだ1か月残っているが、町田にとって飛躍の年になった。彼が代表初キャップを刻んだのは、23年9月12日、ベルギーのヘンクで開催されたトルコ戦(4-2)と、それほど昔のことではない。190センチの体躯に恵まれ、足もとの技術も高いレフティは、W杯アジア2次予選の対シリア戦以降、7試合連続フル出場を継続中で、今ではすっかり日本代表の主力として貫禄も出てきた。
「まさか(9月から始まった最終予選の6試合で)全試合に出るとは思ってませんでした。怪我することなく、しっかり勝点を積み重ねて終われたので良かったです」
しかも、その強さは圧倒的。アジア最終予選グループC首位の日本は勝点16で、2位のオーストラリアに9ポイント差をつけている。しかも日本の得失点差+20に対してオーストラリアはたった+1だ。今の日本代表の強さを、町田はどう捉えているのだろうか?
「正直、力の差がありましたけど、苦しい試合でもしっかり勝ちきれる力がついてきている。セットプレー一本で流れを変えることができるのが、今の代表だなと感じます」
多くの選手が口を揃える日本のセットプレーの強さ。しかし、少し前まで「日本はセットプレーから点を取れない」と批判されていたはずだ。
「そうですね。2次予選の時は全然(セットプレーから)点を取れませんでしたが、最終予選になってからだいぶ入るようになった。前田遼一コーチが今、セットプレーのコーチをしているんです。遼一さんのスカウティング通り、練習通りにできているところがありますよね。そして、それを体現できるキッカーもいるし、(競り合いに)強い選手もいますので」
最近、「日本代表の左ウイングバックとして町田を使うオプションもありなのではないか」と思うことがある。それはフェイエノールトのCBダビド・ハンツコ(スロバキア代表)の背格好、攻守におけるプレースタイルが町田と似通っているから。
たとえば日本代表で町田が披露する、左後ろの位置から前線の真ん中あたりに差し込むようなパスは、ハンツコも得意にしている。
トゥベンテ戦の2日前、フェイエノールトはCLでマンチェスター・シティ相手に0-3のビハインドから3-3に追いつき、貴重な勝点1を獲得した。フェイエノールトの劇的なカムバック劇にはいくつかの要因があった。その一つが、ハンツコがCBから左SBにポジションを移したこと。
フェイエノールトは4バック、ユニオンは3バックとシステムは異なるものの、ハンツコができることは町田にもできる。なんなら、トゥベンテ戦の町田は左ウイングバックだったし――。
そんなことを私は本人に語りかけていた。
「彼、(マンチェスター・シティ戦で)点を決めましたよね? スロバキア人ですよね? たまに(上田)綺世の試合を見ていると、良い選手だなと思います。
ちょこちょこ、僕はユニオンでウイングバックをやっているんです。それこそ、昨季のベルギーカップ決勝戦では残り10分間くらい、ウイングバックに入りました。だけど、僕は攻撃的なウイングバックはできないので、守備固めとして“5バックのウイングバック”という感じですね」
v ――真ん中に差し込むパスを見ていると、2人ともそっくりだなと思います。
「そうですね。彼がどこかに行ったら俺を取るのかな、と思ってたんですけどね(笑)。それこそアルネ・スロット(前フェイエノールト監督、現リバプール監督)はバルト・ニーウコープ(DF。前ユニオン、現フェイエノールト)に『町田はどうなんだ』って2回くらい聞いたらしいです」
ハンツコがステップアップしたら、似通ったタイプの町田を後継者に――。そうスロットは考えていたのかもしれない。ともかく町田の裏話が飛び出た後、話は代表でのポジションの話に戻った。
「幅広く(いろいろなポジションを)できることに越したことはない。代表ではまだ3バックシステムのウイングバックはやったことはないけど、4バックシステムの左サイドはやったことがあります。
3バックの左、4バックの左、CBの真ん中、5バックの左…。これらができたら、後ろのポジションはほとんどできるようになる。でも代表のウイングバックは(三笘)薫、(堂安)律、(伊東)純也君のような攻撃的な選手とポジションを争うことになる。だから、僕は“守備的な5バックシステム”の時に(左ウイングバックをやってみたい)」
森保一監督が3-4-2-1を取り入れてから、特に攻撃的な選手がマルチロールに挑戦している。そのことが采配や戦術の幅の広がりを生むのだろう。
コメント
SBは分かるがWB(3バック)で左CBから外せる層じゃ無いだろ今
4バックでなら分かるが
マジでCB足りてないからな
伊藤が戻ってきたら、どちらかを左SB起用はアリだろうけど。4Bでも5Bでも
伊藤が戻っても層が薄いことは変わらない
町田は過去に大怪我してるのであまり膝に負担がかかるポジションはやらなくていい
中山がまだ使える存在だったならあったかもしれない選択肢だな
ないね。今一番良いセンターバックをウイングバックに持ってくメリットがない
相手チームとスカッドによって
・アジア相手なら基本攻め込むから三笘or中村が良い
・冨安、伊藤、谷口が戻ってきて、強豪相手で守備を重視したかったらあるかも?
って感じだと思う