「誰一人として責める人はいません」 23歳日本人DF、PK失敗でクラブが“異例声明”に反響「泣ける」

海外日本人選手ブンデス
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ドイツ2部デュッセルドルフは現地時間5月27日、ブンデスリーガ1部2部入れ替え戦でボーフムと対戦し、PK戦の末、昇格は叶わなかった。第1戦を3-0で勝利していたデュッセルドルフだったが、ホームの第2戦では0-3でリードされ、延長戦へ突入。PK戦ではU-23日本代表DF内野貴史が7人目で外してしまい、ボーフムに奇跡的な逆転残留を決められた。クラブは公式SNSで「ただ間違いなく言えること 誰一人として貴史を責める人はいません これは絶対です」と綴って、泣きじゃくる内野をGKフローリアン・カステンマイヤーが強く抱きしめる一枚の写真を投稿した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75159f8c279671bb0f06d6c8d40350c6ee2b75e2
https://news.yahoo.co.jp/articles/beba1c49ae0670fed85c17fe40991be9a593d869

デュッセルドルフの内野貴史は7人目のキッカーを務めて外した



デュッセルドルフにとっては残酷な展開が待っていた。第1戦では敵地ながら3-0と快勝を収めていたなか、日本代表MF田中碧が先発を飾り、23歳の内野、MFアペルカンプ真大はベンチスタートとなった。一方のボーフムFW浅野拓磨もまずはベンチから戦況を見守った。

日本人対決で田中だけがピッチに立っていたなか、前半18分、まずはボーフムが第2戦の先手を取る。それでも、延長まで2点が必要ななか後半13分に浅野がピッチに立つ。浅野の登場で流れはボーフムへ。同21分に1点を追加すると、2分後にはボーフムがPKを獲得。これをFWケビン・シュテーガーが決めて振り出しに戻した。

試合は白熱の延長戦へ突入。そして120分では決着がつかず、PK戦となった。

デュッセルドルフは1人目のアンドレ・ホフマンが失敗。だがボーフムの3人目が外し、2-2でキッカーは浅野。これを決めて、流れを作ると両者5人目、6人目を決めてボーフムは7人目が成功。そして内野に出番が回ってきたが、ネットを揺らすことができず、この時点でボーフムの残留が決定した。

試合後、芝へ突っ伏し大粒の涙を流した内野。自身を責めるなかで指揮官や仲間が駆け付け、内野を慰めた。クラブ公式SNSでは守護神フローリアン・カステンマイヤーがうしろから強く抱きしめた写真を公開。ファンからは「悔しさを全部、パリ五輪にぶつけてほしい」「デュッセルドルフいいチームだなー」「素晴らしい闘志と勇気だった」「時間がかかっても良いから前を向いて欲しい」「本人は悔しいよね」「この大事な場面でPKを任されるのは選ばれた人だけ」「この場面でPKを蹴った経験は必ずどこかで活きる」「写真一枚で泣ける」とエールを送る声が多く届けられた。

1部16位チームと2部3位チームによる昇格・降格プレーオフは2008‐09シーズンから再導入されているが、これまでに2部クラブが昇格をつかみ取ったのは3度のみとなっている。

コメント

  1. 匿名 より:

    デュッセルはドイツで日本人が1番多い都市やしな・・。試合見てたけどもアウェー戦とは明らかに別チームで守りに入った単調なロング主体のサッカーやってたし、内野以外にもPK外してるし、しょうもない肘上げてハンド取られPK与えたのもおったからこの負けは内野一人のせいじゃない。写真の通り最後はGKと控え選手にコーチ3人がかりで抱きかかえながら歩いてたのは切なかった。今季度々チームを救ったアペルカンプ真大を最後まで使わなかったのはほんと謎。

  2. 匿名 より:

    そんな中、裸で日本国旗掲げて騒いでる日本人がいたんだってさ。その名は浅野。この試合も決定機をことごとく外してPK戦にさせて男。浅野が決めてれば内野の悲劇もなかった。浅野ってなんなのか。

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