自分がいなくなっても大丈夫…現役引退のクロース「マドリーはC・ロナウド、ラモスがいなくても勝ち続けてきた」

引退・退団
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レアル・マドリーのトニ・クロースが、引退を決断した理由や10年過ごしたクラブの今後について語った。

バイエルンやレアル・マドリーで活躍し、世界屈指のゲームメイカーとして君臨し続けたクロースが今月21日に現役引退を電撃発表。今夏に行われるEURO(ユーロ)2024を最後にキャリアに終止符を打つ決断を下した。

クロースは34歳となった今季も公式戦46試合1ゴール9アシストを記録。自身4度目のラ・リーガ制覇に加え、チャンピオンズリーグ(CL)でも決勝進出に貢献するなど、未だ衰えを見せない中での引退の決断は周囲を驚かせた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/34a67f48108763bfcf651c19e1c1b458075a9355

EUROを最後に引退するクロース



そんな中、クロースはスペイン『アス』のインタビューに応対。引退の決断理由について問われると、「もう1年続けようと思ったり、もう終わりかなと思ったりもしながら何カ月も考えたよ」と口を開き、「ただ、4月頃にはリーグ優勝とチャンピオンズリーグでも勝ち進むなど、すべてが順調に進み、これ以上の成績を収めるのは難しいだろうという予感があった。僕のプレーがこれ以上良くなることも含めてね。そして、夏にはEUROがある。そうだね、100%の決断ではなかったし、常に迷いはあったけど、いま気分は良いし、とても幸せだよ」とチームと個人両面で充実感を感じていたことから決断したことを明かしている。

チームには38歳でありながらクロース同様に白い巨人を支え続けているルカ・モドリッチがいる。そんな同選手を引き合いに今引退を決断することで「後悔するか心配ではないか?」と問われると、自身は選手として良い状態である時に引退することを望んでいたことを告白している。

「いやいや、これらは異なるケースで、終わり方には2つあると思っているよ。ルカは今も楽しんでプレーしているね。僕は体がうまく機能していると感じながら、良いレベル、良い時期に引退することをいつも望んでいたんだ。34歳でこのレベルに達せたことはとても幸せだよ。35歳、36歳でも維持できたかもしれないけどね」

クロースが引退を発表した際、レアル・マドリーの元選手、下部組織の監督を務めた経験もあるアルバロ・ベニト氏は「落ち込んだ」と発言し、同選手のような特徴を持った選手がいないことを嘆いた。これに対し、クロースは「僕の代わりを見つけるのではなく、マドリーが勝ち続けることが重要だ」と主張し、これまでビッグネームが退団しても常勝クラブとして居続けたマドリーの姿を例に、自身がいなくても全く心配していないという様子を見せた。

「このクラブは常に勝利するチームに編成するのが上手いチームだ。そして、サッカーでは在籍している選手で対応する必要がある」

「もちろんこのチームはクロースなし、モドリッチなしでプレーしなければならない日が来る。クリスティアーノ(・ロナウド)、(セルヒオ・)ラモス…彼らがいなくても勝たなくてはならなかったように。マドリーは粘り強く勝ち続けている」

「それは来シーズンも起こるだろう。そして次のシーズンも。どのように勝ちたいかを考えることが必要で、やり方が変わっても勝ち続けることが大事なんだ」
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レアル・マドリーは6月1日に開催されるUEFAチャンピオンズリーグ決勝でドルトムントと激突。この試合がクロースにとって、マドリーでのラストマッチとなる。

コメント

  1. 匿名 より:

    マドリーは選手はうまく循環させてるから監督が外れでなければ大丈夫だろう。
    ただ、モドリッチも同時に放出なり引退なりされるとちょっとわからなくなる感じもあるかな。
    シーズン序盤は若手が躍動してたけど、終盤ではベテランが引っ張って最後まで走りきった印象を受けた。

  2. 匿名 より:

    マドリーは多分うまくやるだろうから心配はしてないけど単純にクロース引退ってのが寂しいわ

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