幸先の良いスタートを切ったチームは続く第2節の今季ホーム初戦で、大型補強を敢行している強豪FCバルセロナと対戦。久保は古巣相手にも先発出場を果たし、開幕戦同様、4-4-2の2トップの左でプレーした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0f75824db688d0a1de3482b1f7e8263aef643e
開幕戦に続きバルセロナ戦も先発した久保、現地紙評価は“及第点”
その後は堅固な守備でバルセロナの攻撃を抑え込み、同27分にミケル・メリーノのシュートがテア・シュテーゲンに弾かれたこぼれ球に久保が素早く反応。左足でゴールを狙うも、惜しくも逆転ゴールを決められなかった。
前半、互角以上の戦いをしたレアル・ソシエダは後半開始後もその流れを維持した。そして同8分にブライス・メンデスのフリーキックが直接入るも、そのボールに飛び込んだロビン・ル・ノルマンがオフサイドを取られノーゴールとなった。
その後はイマノル監督が「ガス欠」と表現したとおり、チームのパフォーマンスが急激に落ちていった一方、バルセロナは選手交代で調子を一気に上げ、アンス・ファティが1得点2アシストと大爆発。久保は後半、ボールをほとんど受けられないまま同24分にピッチから退き、チームは1-4で敗れ今季初黒星を喫した。
前半のハイプレスのツケが回り、チームが著しくペースダウンしたことで、後半は輝くことができなかった久保だが、スペイン各紙は前半のパフォーマンスを高評価した。レアル・ソシエダの地元紙「エル・ディアリオ・バスコ」は「同点ゴールの起点となったボール奪取の局面を作り出したように、粘り強くプレスをかけた」と特に前線からの守備を称賛し、3点(最高5点)を付けた。またスペイン紙「AS」「マルカ」の評価もともに2点(最高3点)と及第点だった。
この日の久保のプレーについて、スペインの通信社「EFE通信」のカルロス・ロドリゲス・バレーロ記者は次のように語ってくれた。
「カディス相手に開幕戦で見せたパフォーマンスが素晴らしく、バルサの下部組織でプレーしていた選手とあって、ラ・レアル(※レアル・ソシエダの愛称)のサポーターは今日、タケに対して特に期待感を高めていた」と心待ちにされていたことを伝えた。
「少しプレッシャーを感じていたようだが、守備での貢献が光り、決定的チャンスもあった前半のパフォーマンスは素晴らしかった。後半は残念ながらチーム全体と同じように、フィジカル面が落ちてしまったけどね。前半見せたようなプレーは、タケが今季チームに何をもたらすことができるかを示すものになったと思う。彼はテクニックに優れドリブルが非常に上手い。レアル・ソシエダにとって、とてもいい補強だと思うし、サポーターもみんな、喜んでいるよ」と概ねポジティブに捉えている。
2試合続けての先発出場に関しては「現時点でタケはレギュラーに値するプレーを見せている。ラ・レアルは今夏、タケ、ブライス・メンデス、モハメド・アリ=チョーを獲得したが、その中でタケは最も速く、俊敏さが際立っているよ。それに誰とでも即座に連係できる特徴も備えているしね。今日はシルバと一緒にプレスをかけてボールを奪うシーンもあった」と妥当な結果であることを訴えた。
ミケル・オヤルサバルやカルロス・フェルナンデスが怪我で当面復帰できない状況のなか、久保がFWでプレーするうえでのポジション争いのライバルについては、「チョーや(アンデル)バレネチェア、カンテラーノの(ジョン)カリカブルなどがいるが、現時点でタケが2トップの一角を占めるレギュラーだと思う。フィジカルコンディションは万全だし、地元サン・セバスティアンのサポーターは彼に大きな期待を寄せているよ」と、一歩リードした存在であることを強調していた。
コメント
日本ではシュート外したことの方がフォーカスされるけど、スペインではフィニッシュが決まらなくても決定機に絡むだけで一定の評価は貰えるよな
消えることが1番ダメっぽいし存在感はバカにできんな
スタメンに定着して力をつけていって欲しいね