
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e226607c18902c824999a4156f43d8283ea8bef
W杯への意気込みなどを語った板倉

「ケガをしている中で選んでもらって、素直にうれしい。今まであまり大きなケガをしたことがなかったし、膝は回復までにすごく時間がかかるイメージがあったので、ケガをした時は『やばい、もうW杯は厳しい』と思った。でも検査をしてギリギリ間に合うかもしれないと聞いて、治すしかないと思った。多少の痛みは消せないかもしれないけど、痛みには強いので問題ない。ギアを上げてさらにコンディションを上げていきたい」
―東京五輪など世代別代表から共に戦ってきた中山が出場を断念した。
「最初は雄太のケガは深刻だとは思わず、普通に『大丈夫か』とLINEをしたら、『俺、W杯出られないわ』と返ってきて。相当ショックだったはずだけど、元気に『頑張れよ』と言ってもらった。一緒に戦えないのは寂しいけれど、雄太は4年後(のW杯)を目指してやると思う。僕ができるのは、(自分のプレーを)全力でやることだけ」
―W杯最終予選では、負傷した主力に代わって存在感を見せた。今季加入したボルシアMGでは、負傷前までレギュラーとして活躍した。
「代表ではなかなか出場機会をもらえなかったけど、(今年1月以降)チャンスで結果を出して、出番も増えてきた。結果を出し続けることでしか道は開けない。年齢も年齢なので、自分が引っ張っていくくらいの存在にならないといけない。クラブでは昨季のシャルケでのプレーが評価されて、今につながっている。成長は自分でも感じるし、もっともっと成長できるとも感じている。ただ、チームが変わって何かを変えているわけじゃない。本当に積み重ね。毎試合色々なタイプのFWと対戦しているので、ちょっとずつだけど自信がついている」
―W杯では、多数選出された東京五輪世代が鍵を握るかもしれない。
「『活躍してやる』という思いは全員が持っている。個性も強いけど、仲も良いし、一緒にやっていて気持ちがいい。『俺らの世代でやってやろうぜ』という思いは強い」
いたくら・こう 1997年1月生まれ、横浜市出身。川崎U―12(12歳以下)の1期生で、2015年にトップ昇格。18年に仙台に移籍し、19年1月にマンチェスター・シティー(イングランド)に移籍。フローニンゲン(オランダ)、シャルケ(独)を経て、今季ボルシアMG(独)に移籍した。世代別代表として17年にU―20W杯、21年に東京五輪に出場。フル代表には19年の南米選手権でデビューし、W杯アジア最終予選には3試合に出場して予選突破に貢献した。
日本代表の板倉(ボルシアMG)が11日、実戦復帰した。ドルトムントとのリーグ戦で88分からボランチで出場。チームは4―2で勝利し、「もう怖さなくやれている。W杯に向けていいステップになったと思う」と満足そうに語った。
