「こんな痛みは今まで感じたことがなかった」日本代表・板倉滉の負傷からW杯出場までの道のりを語る

昨季行われたサッカー日本代表で、グループリーグ首位突破に板倉滉が大きく貢献したことに異論がある人がいないだろう。3試合すべてにフル出場。初戦のドイツ戦では、浅野拓磨の決勝ゴールをアシストまでしてみせた。

今季から所属するボルシアMGで圧倒的なパフォーマンスを披露しており、バイエルン・ミュンヘン戦で見せたプレーでその評価はさらに上昇。元から板倉への期待は高かっただけに、日本代表の最終ラインは武器となるはずだった。

しかし、9月12日、ボルシアMGは同日の練習で板倉が左ひざ内側じん帯の部分断裂を負ったと発表。手術はせずに、保存療法を行う予定であることを公表していた。そのため、W杯出場が危ぶまれたものの、本人の懸命なリハビリがあってW杯日本代表のメンバー入りを果たし、そして、親善試合・カナダ戦を皮切りに森保ジャパンでプレーしていた。

その過程を、ボルシアMGが丁寧に追い、そして、記録していた。その映像を、日本時間の1月18日にユーチューブで公開した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/94d0936f97c303f8316dcf86be981bbe1a0fdfeb

「一緒に楽しむことができた」と語ったトレーナーとの関係性

その中で板倉は、負傷した瞬間について「こんな痛みは今まで感じたことがなかった」と振り返り、「走ることも自転車に乗ることもできなかった」としている。

また、この映像では、MRI検査を受ける際の姿も映し出されている。また、負傷中は車を運転することができず、シェフがトレーニング場まで送り迎えをしていたことも明かしている。アスレティックトレーナーも板倉のリハビリについて多くのコメントをしており、クラブが総出でその復帰を支えていたことが伝わる内容となっている。

そのアスレティックトレーナーとは、「毎日話し合いました」と語る板倉。「彼のトレーニングは良かった。それだけではなく、一緒に楽しむことができた」とも振り返っている。

そのトレーナー当人は板倉について、「プロのプレイヤー」「好感を持つことができる人物で、礼儀正しい」と語っている。