「自分がいないことが許せなかった」W杯落選をバネに、菅原由勢が優勝争いをするAZで躍動!2戦連続アシストにも本人は反省 | footcalcio

「自分がいないことが許せなかった」W杯落選をバネに、菅原由勢が優勝争いをするAZで躍動!2戦連続アシストにも本人は反省

海外日本人選手

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昨年のカタール・ワールドカップで日本代表が活躍したことに「刺激を受けた」と語ったものの、「あそこに自分がいないことが許せなかった」と落選の悔しさを吐露したのは2週間前のこと。そんなAZの菅原由勢がオランダリーグで攻守に躍動している。

AZは1月22日のフォルトゥナ戦に3-1で勝利した。56分、得意のクロスでチームの3点目となるヴァンゲリス・パブリディスのゴールをアシストした。2対0で勝利した前節のヘーレンフェーン戦でも、菅原は猛烈なオーバーラップからチームの2点目をアシストした。調子がいいのは間違いない。しかし、フォルトゥナ戦後の菅原はアシストを喜ぶより先に、86分に敵のドリブルを止めきれずピンチを招いたことを反省した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/617d590514413813a0e6d4e08bf7a51efa35425f

右サイドから絶妙のクロス!菅原の2試合連続アシスト

「試合終盤の1対1、あれは止めきらないといけなかった。あそこで仮にスコアが3対2になっていたらチームとして難しくなっていた。自分がもう一つ上に行きたいのであれば、あそこはしっかり締めないといけなかった。そこは自分にとって改善点。しっかり映像を見直して反省しないといけない」

他にも菅原のパスミスから危ないカウンターを食らったシーンもあったが、『フットボール・インターナショナル』紙の採点7という高い評価からもわかるように、試合を通したパフォーマンスは高かった。チームの先制ゴール、2対1とする勝ち越しゴールは共にパス・アンド・ゴーの基本に忠実な菅原の動きが効いていた。

このAZ対フォルトゥナに先立って行われた伝統の一戦、フェイエノールト対アヤックスは1対1の引き分けに終わり、2位のAZは首位フェイエノールトに勝点2差まで肉薄した。以下、3位PSV、4位トゥエンテ、5位アヤックスまでの5チームに優勝争いは絞られた。

「例えば、負けそうな試合で勝点1を拾うとか、引き分けている試合を勝点3に持っていくとか、そういう賢い戦いも必要になってくる。もちろん、優勝を目指して頑張っている。まあ、1試合1試合ですね」

リーグ戦折り返しの17節を終え、菅原の個人スタッツは2ゴール・4アシスト。(予選含む)さらに欧州カンファレンスリーグ(ECL)の数字を加えると3ゴール・7アシストになる。つまりチームの10得点に絡んでいる。

「今シーズンは全公式戦で合計15ゴールに絡みたい。また、今日のように最後の1対1を止めきるというところなど、もっとやらないといけないところがある。こういう課題が見つかるということは楽しいこと。毎回、課題が見つかる充実した日々を過ごしてます」

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オランダリーグのみならず、KNVBカップ、ECLといったタイトルを狙える今季、菅原は「トロフィーのないサッカー人生なんて華がない。今季はそのチャンスがある」と人生初のタイトル獲得に向け意欲を示した。
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