9日、シュツットガルトに所属する日本代表MF遠藤航が30歳の誕生日を迎えた。
この誕生日を独『Bild』も祝福しているが、同メディアは「レジェンドが30歳に」と紹介。シュツットガルトにおいて遠藤は絶対に外せないキーマンへと成長したのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfb3e8963bc6df60183bdb903711303bc0246fa2
シュツットガルトのリーダーとなった遠藤
遠藤がシュツットガルトでプレイを始めたのは2019-20シーズンからで、このシーズンはドイツ2部での戦いだった。当初遠藤にはまったく出番がなかったが、中盤戦より定位置を確保。その後は累積警告の影響で出場停止となった1試合を除いて全試合にフル出場し、チームの1部昇格に貢献した。
そこからは不動の守備職人となり、2020-21シーズンも累積警告の影響で欠場した1試合を除く33試合に先発。途中で交代したのは3月のバイエルン戦1試合のみで、デュエルマスターとしても有名な存在になった。
今ではキャプテンマークを任されるようになり、昨季は最終節のケルン戦でチームを残留へ導くゴールを決めるなど絶対的な選手へと成長。確かにレジェンドと呼ぶにふさわしいパフォーマンスと言えるか。
同じタイプというわけではないが、チームの精神的支柱という意味においてはクラブでも日本代表でも少し長谷部誠を思わせるところがある。日本代表ではDF吉田麻也がリーダーを務めてきたが、次にキャプテンマークを託すとなれば遠藤が筆頭候補となるだろう。デュエルの強さは長谷部以上のものがあり、中盤に限らず最終ラインでもプレイできる。それこそ長谷部のように年齢を重ねてからポジションを最終ラインへ下げることも不可能ではないだろう。