2023年に入ってからは公式戦9試合全勝と絶好調のドルトムント。前節終了時点で首位のバイエルンと勝ち点「46」で並び、一気に今季の優勝争いに名乗りを上げている。対するライプツィヒは前節終了時点で4位。2月11日に行われた第20節ウニオン・ベルリン戦で敗れた後はブンデスリーガ2連勝を飾り、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のマンチェスター・C戦でもファーストレグを引き分けで終えるなど、状態は決して悪くない。上位陣同士の一戦が実現した。
ドルトムントはマルコ・ロイス、ジュード・ベリンガム、セバスティアン・ハラーらがスターティングメンバー入り。一方、ライプツィヒはヨシュコ・グヴァルディオール、ザヴェル・シュラーガー、クリストファー・エンクンクらが先発に名を連ねた。
【スコア】
ドルトムント 2-1 ライプツィヒ
【得点者】
1-0 21分 マルコ・ロイス(PK/ドルトムント)
2-0 39分 エムレ・ジャン(ドルトムント)
2-1 74分 エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e89822a368663cf399b7236c1a0386140c5d24a9
好調のドルトムントが2023年の公式戦全勝を維持
攻撃でリズムを作り出し続けるドルトムントは20分、ブラントとのパス交換で右サイドから中央へ運んだマリウス・ヴォルフが右足で背後のスペースへボールを送ると、飛び出したロイスがGKをかわそうとした際にボックス内で倒される。レフェリーはファウルを宣告し、ドルトムントにPKが与えられた。このPKをロイス自身が左隅に沈め、ドルトムントが先手を取っている。
続く39分にもドルトムント。右サイド高い位置でフリーキックを獲得すると、ブラントが右足でクロスボールを放り込む。これはニアサイドで弾かれたものの、こぼれ球にエムレ・ジャンが反応。バウンドさせたボールは密集地帯を抜けてゴールネットを揺らす。ドルトムントが大きな追加点を挙げ、ハーフタイムに突入した。
後半に入るとライプツィヒも徐々にゴールに迫る回数を増やしていく。47分には右サイドでのパス交換からアンドレ・シルヴァが右足アウトサイドでシュート。ここは枠を外れた。69分にはエミル・フォルスベリのスルーパスをエンクンクがスルーし、抜け出したA・シルヴァがペナルティエリア左に侵入。右足で狙ったシュートはGKグレゴール・コベルに阻まれた。
ライプツィヒが良い流れで迎えた74分、敵陣中央で前を向いたシュラーガーが左足で浮き球のスルーパスを供給。途中出場のダヴィド・ラウムが背後のスペースを突き、ワントラップからシュート性のクロスボールを送ると、最後はフォルスベリが押し込んだ。
後半アディショナルタイムには途中出場のティモ・ヴェルナーがペナルティエリア右から右足で強烈なボレーシュートを放ったものの、ここはニコ・シュロッターベックが肩でブロック。最後まで攻撃に出たものの、ライプツィヒに2点目は生まれず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
これでドルトムントはブンデスリーガ8連勝、公式戦10連勝とし、2023年の“全勝記録”を継続。今節を未だ消化していないバイエルンにプレッシャーをかけることに成功した。一方、ライプツィヒはブンデスリーガ3戦ぶり黒星となっている。