ご存じの通り、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)では、前田大然(セルティック)がドイツ・スペイン・クロアチアの3試合で先発。途中から浅野拓磨(ボーフム)がジョーカー的に出てきて、フィニッシャーの重責を担うパターンで、8強にあと一歩まで迫った。そのベースを今回の2連戦でも継続するのか、新たな軸を据えるのかは思案のしどころだ。
というのも、前田と浅野は所属クラブで1トップを担っていないからだ。前田は左FW、浅野は右FWが主戦場で、ここ数カ月のブランクがある点はやや不安が付きまとう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09f3ca36842e9b91a3c4df7bfbd59fbd7fd65b9b
好調を維持し続ける上田綺世
しかしながら、彼は1トップのケビン・デンキーと近い距離感を保ちながら、敵の背後に抜け出したり、こぼれ球に詰めたり、リスタートから打点の高いヘッドをお見舞いしたりとゴールにより近いエリアでプレー。得点感覚を研ぎ澄ませている。ベルギー挑戦1年目で早くも13ゴールをゲット。得点王の可能性も出てきている。それも含めて、他のFWよりアドバンテージがあるのは確か。今後は上田綺世が代表FW陣の軸を担っていく可能性も大いにありそうだ。
「やっぱりFWは点を取ることで一番信頼されると僕は思っている。自分の目指すところは、守備もしながら走って、しっかり攻守において貢献できる選手。環境が変わっても、チームメートが変わっても、ピッチが変わっても点を取れるクオリティを求めていきたい」
こう語り、目の色を変えてゴールに突き進む今の彼は実に頼もしい。
そうやって貪欲に高みを目指す原動力の1つが、W杯での不完全燃焼感だろう。昨夏にあえてリスクを冒して鹿島からセルクル・ブルージュへ赴き、前半戦だけで7ゴールを叩き出して26人枠を射止めたものの、結果的には45分間ピッチに立っただけで終わってしまった。しかも、コスタリカ戦での上田は、本来の能力とはかけ離れたパフォーマンスしか発揮できなかった。
そんな自分自身の現在地をしっかりと認め、再出発したことは大きな意味を持つ。さらなる飛躍への意識も一段と高まったに違いない。
「コスタリカ戦であれくらいしかできなかった自分がドイツ、スペイン戦に出ていたら、一体、何ができたんだろうという考え方もあります。そういう中、大舞台で違いを出せる同世代の薫(三笘=ブライトン)君とか律(堂安=フライブルク)、碧(田中=デュッセルドルフ)に刺激を受けました。彼らは僕よりも早く海外に出て、もがいて、今の立場を築いた。そこには物凄くリスペクトしています。自分自身も今いるセルクル・ブルージュで常に自分自身のアップデートを向き合っていかなければいけないと思っています」と彼は目を輝かせる。
以前から向上心の強い選手ではあったが、欧州に身を投じ、W杯という世界中の人々が注目する大舞台を経験して、上田綺世のギラギラ感は以前とは比べ物にならないほど強くなった。本人は「そうですかね。僕、ギラギラしてます?」と自問自答していたが、成功への野心を抱く各国の若手がひしめくこの国にいれば、彼自身も良い意味で「俺が俺が」とエゴを出すようになって当然。前向きな変化は日本代表にもプラス効果をもたらすはずだ。
日本にも町野修斗(湘南ベルマーレ)や小川航基(横浜FC)などライバルもいるが、今の上田綺世なら誰にも負けない存在感を示せるだろう。仮にこの夏、欧州5大リーグへのステップアップを果たし、新天地で念願の1トップを射止めるようなことがあれば、代表における彼の位置づけはまずまず重要になってくる。
これまでの日本人FWを見ても、欧州5大リーグで最前線で結果を出したのは、フランクフルト時代の高原直泰(沖縄SV代表兼選手)、マインツ時代の岡崎慎司(シント=トロイデン)くらい。大迫勇也(ヴィッセル神戸)でさえも、ケルンやブレーメンではトップ下やボランチで使われたことがあった。技術レベルが高く、起用で献身的な日本人FWはユーティリティ要員と位置づけられることが多いのだ。非凡なポテンシャルを秘めた上田にはそのハードルを乗り越え、何としても絶対的FWに君臨してもらいたい。
「僕はアジア人としての壁を超えたい。アジア人、日本人という枠で見られたくない」と本人も強調していたが、プレミアリーグで昨季得点王に輝いたソン・フンミン(トッテナム)のような最高峰レベルを貪欲に目指し続け、日本代表を未知なる領域へとけん引してほしいものである。
コメント
大迫もドイツでそうだったけどやっぱこのタイプのFWは海外行くと1.5列目だったり衛星みたいな使われ方するよね
かと言ってCFで結果出してる古橋はタイミングとポジショニングで点取るタイプだから古橋の動き見てパス出してくれる中盤がいないと代表でハマらない可能性高いし
結果出してる(低Lvリーグ戦でCLではお察しだった)
はようセルビアで21点だった浅野みたくステップアップしてから言おうず
アドリブ奇跡待ちサッカーなんだから選手はクラブレベルで代表のことなんて考えなくていいだろ
上田に厳しくて草
悲しいが現状の日本のFWじゃトップレベルだよ
>>2
セルビアの得点王はJ2移籍でシーズン0ゴールの活躍だったからベルギーとはレベルが違うでしょ
伊東純也や三笘薫はじめ他の5大の選手やプレミア選手も結構ベルギーを経由してるよ
アンチは頭が悪いからそんな人生になるんだよな、あとみたくは標準語じゃなくて田舎の方言だからね
結構理不尽なゴール決めれる選手だし期待したくなる気持ちは分かるけどねぇ……
「コスタリカ戦であれくらいしかできなかった自分がドイツ、スペイン戦に出ていたら、一体、何ができたんだろうという考え方もあります」
…真摯な自問自答と向上心が実を結ぶことを期待している。
4大でトップで使ってもらうには、DFに囲まれてもハイボールを頭で押し込めるとか、DF背負いながらも反転してシュートできるとか、あとはビジャみたいな理不尽な得点感覚の鋭さとマーク外すテクニックがあるとか、何かしらそういう能力が必要だからなかなかハードル高い
大迫はツヴァイテではcfで得点量産かつプレーの質の高さで、冬移籍からたった半年で個人昇格した
ベルギーでコンバートされてるような選手と一緒にしてもらっちゃ困る
>>7
人柄がかなり良いよね。
俺は代表になれる程の選手なら、チームを荒らさない限り多少高慢なくらいは全て許せる。
出るからには優勝を目指します!とか、俺が一番上手いと思ってプレーする!いつかバロンドールを獲りたい!とかは高慢な内にも入らないプロとして当たり前の心持ちだと思ってる。
そう思ったら上田は行儀良すぎるねw
得点の期待度でなら現状、上田と古橋かね
ただ代表で輝くかどうかはW杯と同じやり方だと二人とも消えてしまう
この地の文のクド目なロマンチストぶりは絶対元川悦子だと思った
4大リーグで活躍するにはスピード、技術、フィジカルのうち二つは標準以上じゃないと通用しない
どれだけ決定力があっても試合で消える選手になる
多分だけど、これからの日本代表は戦術を隠す必要がなくなったんで
サンフレッチェ時代の可変式3バックを浸透させて戦っていくことになると思うから
上田が点取るようになると思うよ
森保サンフレッチェはトップの佐藤寿人や浅野が点を取るサッカーをしてたから
名波や前田遼一がどんな戦術を指導してたかはよくわからんけどさ
ベルギー1年目で13ゴールはすごいわ。
>>6
日本の理不尽ゴール担当がFW以外であることが多かったから
あんまりFWにそれを求める代表サポーターが少ない
中村のFKとか闘莉王とか
鈴木ユーマくんも17ゴールしてるからね
ベルギーでの活躍は翌期以降も見守るべき
pkなしで13点か、すごいな
>>14
広島みたくするならどっちにしろFWは潰れ役的な献身やポストスキルないとロングカウンターや押上げするのに苦労しそう
寿人もポストやってたし
日本代表はアジアだとポゼッション60%超えるけど
W杯だと20%いくかどうかだから、それでも何か出来る選手じゃないと厳しい。
デンキーとの相性がいいんだよね。1トップを担えるタイプの選手じゃないから、少なくともアドリブ森保ジャパンでは難しいと思う。
キャプテンが遠藤になって若手主体のビルドアップが可能になれば、あるいは可能性はあるだろうけど、、、しばらくは吉田っぽいしやっぱり難しいだろう。
>>14
かつての広島型の3-6-1だと1トップは上田と古橋が活きそうだし、シャドー向きの選手も3バック向きの選手も充実してるけど、WBは交代必須と考えると手薄かな
三笘、伊東、相馬、菅原、橋岡、坂元あたり?
>>4
古橋の方が余裕で上
>>2
流石に浅野よりはマシ
代表ノーゴーラーには一切期待してないが
フィジカルの無い古橋なんぞ4大や代表で通用するかよ。
そもそもSPLみたいな1強リーグでポゼッションで圧倒してる前提でしか活躍できてねーんだから。
せめてCLで4大リーグのクラブからゴール奪ってから他CFを腐せ。
>>10
FWには外しても次を要求できるメンタルが必要だからなぁ
>>23
トップレベルとNo.1の意味は違うのは理解出来る?