インテル、ベンフィカを下して13季ぶりのCL4強入り! 準決勝では“ミラノ・ダービー”が実現

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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグが19日に行われ、インテル(イタリア)とベンフィカ(ポルトガル)が対戦した。

11日に行われたファーストレグは、ニコロ・バレッラとロメル・ルカクの得点でアウェイチームのインテルが先勝。大きなアドバンテージを手にしてホームに戻ってきた。一方で15日に行われたセリエAのモンツァ戦は0-1で敗れており、やや不安も残る状況で“大一番”を迎える。対するベンフィカは逆転での突破に向けて、敵地で最低でも2点が求められる状況。週末のリーグ戦では今季初の連敗を喫しており、欧州の大舞台で不調からの脱却を狙う。

インテルはファーストレグと全く同じ顔ぶれの11名がスターティングメンバーに並び、アレッサンドロ・バストーニ、バレッラ、ラウタロ・マルティネスらが入った。一方のベンフィカの変更は1名のみ。出場停止のためファーストレグを欠場していたニコラス・オタメンディがスタメンに戻ってきた。

【スコア】
インテル 3-3(2戦合計:5-3) ベンフィカ
【得点者】
1-0 14分 ニコロ・バレッラ(インテル)
1-1 38分 フレデリク・アウルスネス(ベンフィカ)
2-1 65分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
3-1 78分 ホアキン・コレア(インテル)
3-2 86分 アントニオ・シルヴァ(ベンフィカ)
3-3 90+5分 ペタル・ムサ(ベンフィカ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6254aa30603043d6fdfa76ee6a59dc8d1bbf60d5

2試合通じてインテルは攻撃陣が好調

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試合の均衡が破れたのは14分。インテルは前線でエディン・ジェコがGKアンドレ・オナナからのロングフィードに競り合うと、その後ルーズボールを拾ったバレッラがL・マルティネスとのパス交換からペナルティエリア右に侵入。切り返しから左足でシュートを沈め、インテルが準決勝行きを大きく手繰り寄せる先制ゴールを記録した。

対するベンフィカは38分、右サイド高い位置でフロレンティーノ・ルイスからの縦パスを引き出したラファ・シルヴァがシンプルに浮き球のクロスボールを供給すると、ペナルティエリア内で待っていたフレデリク・アウルスネスが頭で合わせる。ドンピシャのタイミングで合わせたヘディングシュートがゴールネットを揺らし、ベンフィカが1点を返してハーフタイムに突入した。

後半に入るとインテルが試合を決めにかかる。65分、左サイドに流れたヘンリク・ムヒタリアンがフェデリコ・ディマルコのパスに反応。リターンパスで内側を走っていたディマルコを使うと、時間をかけずに中央へ低弾道のクロスボールを送り、待っていたL・マルティネスがダイレクトで押し込んだ。78分にはペナルティエリア左でディマルコからのパスを受けたホアキン・コレアが、カットインから狙い澄ました一撃を沈める。これで2戦合計スコアは5-1となり、インテルが勝負を決定付けた。

それでも、ベンフィカは最後の最後まで“奇跡”を信じて攻撃を続ける。86分ペナルティエリア手前右寄りの位置でフリーキックを獲得。アレハンドロ・グリマルドが左足で正確なボールを送ると、最後はアントニオ・シルヴァがヘディングシュートを決めて1点を返す。後半アディショナルタイムには、左サイド高い位置で強引に仕掛けたグリマルドの折り返しを、ペタル・ムサが左足でねじ込んだ。

試合はこのままタイムアップ。セカンドレグは点の取り合いとなった末に3-3で終了し、2戦合計スコアを5-3としたインテルがベスト4入りを決めた。インテルにとっては最後にCLを制した2009-10シーズン以来の準決勝進出となっている。

勝利したインテルは準決勝でミラン(イタリア)と対戦する。両クラブがCLの舞台で相見えるのは2004-05シーズン以来のことだ。当時は準々決勝で対戦。ミランがホーム扱いのファーストレグを2-0で制した後、インテルがホーム扱いのセカンドレグでは試合終盤にミランのGKジーダに向かってサポーターから発煙筒が投げ込まれる事件が発生し、没収試合で3-0のミラン勝利扱いとなっていた。

18シーズンぶりにCLで実現する“ミラノ・ダービー”は、ファーストレグが5月9日または10日、セカンドレグが16日または17日に開催される。

コメント

  1. 名無し より:

    2004-05シーズン同様CLでのミラノダービーなんか荒れに荒れて試合にならないだろうな

  2. 名無し より:

    これは見るわ

  3. 名無し より:

    ロートルと開花し切れないメンツばっかだけど、感慨深い気持ちはある

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