昨年にはヨーロッパリーグを制し、今季はクラブ史上初めてチャンピオンズリーグに出場したフランクフルト。前半戦は4位で折り返すも、後半戦に入ってからリーグ戦10試合勝ちなし(5分け5敗)と不振に陥ることに。そんな中、グラスナー監督は第25節ウニオン・ベルリン戦(0-2)後にはDF陣への痛烈な批判を口にし、第27節レヴァークーゼン戦(1-3)後にはメディアの質問に「自分を守るためにもう何も言わない」と返し、自ら会見を切り上げたことで話題を呼んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/360ec2c9ce222f9712bc1026e6508495814cbdd8
リーグ10試合勝ちなし
そして、クラブ首脳陣は同監督のそんな言動に戸惑いを覚えているようだ。『ビルト』で「彼が当然ながら競技面での結果に落胆していることは感じ取られるだろう。だが、その落胆を記者にぶつける行為はまったく理解できない。これに関してオリヴァー・グラスナーが謝ったとも聞いている」と明かしつつ、「まずかったし、適切ではなかっただろう」と強調。また、長谷部についての発言に関しては「公の場でするようなものではない」と苦言を呈した。
一方で、ヘルマンCEOはクラブと2024年までの契約を締結しているグラスナー監督との今後についても言及。「今の形には将来性があるのかという問いについて考えなければならない。この問いに関して、今後数日間、数週間様子を見ることになるだろう」と認めると、「オリヴァー・グラスナーがどのような立場をとるかにたくさんがかかっている。クラブとして我々が始めたディベートではない。これは我々からの(延長)オファーが受け入れてもらえなかったことにより起きたものだ」とも語り、契約延長交渉の破談を示唆している。