ミラン移籍が迫る日本代表MF鎌田大地について、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が29日、特集記事で注目した。
今シーズン限りで所属先フランクフルトとの契約を満了し、フリーでの移籍が待たれる鎌田。新天地にはこれまで、ナポリやベンフィカなども浮上していたが、ミランとの契約サインが間近に迫っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6545933b6bdaeee4965a13ae632259863b6bd62c
フランクフルトからMFがやってくる
そんな中、イタリア紙は「ミランとカマダは、もうすぐだ! 彼がディアーヴォロ(悪魔の意味でミランの愛称)の補強第1号に」との見出しで注目。「ミランはチャンピオンズリーグ出場が確実となったことで、夏のメルカートの栓を抜いた。フランクフルトからMFがやってくる」と述べ、「(決定の合図の)白煙に極めて近い名前は、26歳の攻撃的MFダイチ・カマダだ。フランクフルトと契約切れとなるため、当然、移籍金ゼロで獲得できる」などと紹介した。
「少し前から出回っていた名前」であり、「ミランは年俸だけを負担すれば良いことからコスパも当然、素晴らしい」と強調。ミラン側は「日本人選手に対し、少なくとも3年契約を準備している」と伝えた。また、「最終的な白煙にはまだ何かが足りないが、乗り越えられないものではない。来週のメディカルチェックが話題に上がるなど、楽観的な雰囲気が広がっている」と最新の動向を報じた。
さらに、2014年1月から3年半にわたって背番号10番を背負った本田圭佑を回想。「ホンダの退団から6年後、ミラネッロはまた1人の日本人選手を迎え入れる準備を進めている」と述べると、ミランが鎌田を「のどから手が出るほど欲しがる2つの理由」を挙げた。
1つ目は先に述べたように金銭的な条件。そして2つ目は、鎌田が「中盤からトップ下にかけて複数のポジションをカバーできるなど戦術面での機能」が理由で、「(ステファノ)ピオリが大好きなマルチな選手だ」と指摘した。
なお、今後の獲得発表のタイミングだが、「おそらくフランクフルトの日程の縛りを受ける」とし、今週末の6月3日に今シーズンの最終戦となるDFBポカール決勝のライプツィヒ戦が予定されていることを紹介。この試合を避けて行われる可能性を示唆した。