
スペイン『カデナ・セール』ギプスコア支局は、今季9得点10アシストを記録した久保をソシエダのMVPに選出してインタビューを敢行。今季の感想を求められた日本代表MFは、ソシエダでエース級の活躍を見せたりチャンピオンズリーグ出場権を獲得したりしたことが、自身の予想を上回る出来事だったと告白している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/693dcd7c020f98c31e1e75f5d40e783b359aba46
日本語とスペイン語で話し方が違うと言われますね
「個人としてもグループとしてもこれだけうまくいくとは思っていませんでした。人生は毎日がお祭りなわけではありませんが、ラ・レアルは毎日お祭りをしているみたいです」
久保はその一方で、ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督についても言及。同指揮官の厳しい指導を歓迎している様子だ。
「彼は自信を与えてくれますが、同時に不安も感じさせてくれます。プレスにいかなかったり気を緩めることがあれば……。実際、僕はいくつかの試合で先発から外されましたが、自分自身は調子が良いと思っていても監督がもっと求めていたんです」
「監督は自分が先発できるほど良くはない、ほかの選手の方が歯を食いしばってプレーできると考えたわけで、僕はもっと厳しくやらないといけないと気づきました」
「監督の決断を悪く受け止めることはありませんでした。もっと頑張らないといけないと思いましたし、それに監督から多くを求められるというのは素晴らしいことです。僕のことを信頼してくれているわけですから」
「監督からは色々言われた方がいいと思います。自分も頑張って、闘っているのに何も言われないのは最悪です。僕のことを信頼していないように感じてしまいます」
イマノル監督から最近求められたことを問われると、次のように返答している。
「2週間前に『良いシーズンになったが、外した決定機を含めればあと何点決められていたと思う?』と聞かれました。だから『4~5点かな』と言ったら、『その通りだ』と返されましたね。チャンスを逃しちゃいけないことを意識させたかったんだと思います」
久保はまた、ソシエダのチームメートたちの性格を分析。ソシエダは下部組織出身が多いチームとして知られるが、ロッカールームの雰囲気もほかと異なるようだ。
「フットボールの選手たちは、言ってしまえば基本的にクレイジーです。それはどの国でも変わらず、かなりクレイジーな人たちなんです。ただここの人たちは、堅苦しいというわけでもありませんが、リスペクトやモラルがありますね。エルストンドは違う? そうですね。例外がもう出てしまいましたね(笑)」
バルセロナの下部組織出身の久保は、スペイン語も流暢に使いこなすが、公の場では日本語よりもスペイン語の方が話しやすいようだ。
「日本語とスペイン語で話し方が違うと言われますね。僕はスペイン語で話す方が好きです。より解放的に話せるので。日本語はもちろん気をつけないといけないです。なぜか? 文化とか色々あるのですが、スペイン語で話す方が自由ですね」
「日本語で話すときは頭のチップを変える必要があります。もう少し真面目に……もっと言葉を選んで話さなくてはいけません。ですがスペイン語だと思ったままに話せますね」
🥰 早くこのユニフォームでピッチへ 🥰#WeareReal | #AurreraReala pic.twitter.com/ujwsiuJbiS
— レアル・ソシエダ 🇯🇵 (@RealSociedad_JP) June 3, 2023