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鈴木を長期にわたってスカウティングしていたマンチェスターUが、その身体能力と将来性を高く評価
その本気度は、マンチェスターUが提示した移籍金にも表れている。関係者によれば、その額はリーグ戦出場が今季ゼロ、通算でわずか8試合の選手に対しては破格となる推定500万ポンド。過去Jリーグから海外に移籍したケースでは、日本代表FW古橋亨梧(28)が21年7月に神戸から現所属のセルティックに移籍した際の移籍金450万ポンド(当時6億7500万円)が最高とされているが、今回はそれを上回る歴代最高額となる見通しだ。
ガーナ人の父と日本人の母を持つ鈴木は、浦和史上最年少の16歳でプロ契約。トップチームに昇格した21年には18歳ながら飛び級でU―24日本代表に選出され、同年東京五輪のメンバー入りも果たした。1メートル90の長身とリーチの長さを生かしたセービングと、精度の高いフィードには定評があり、昨年のE―1選手権ではA代表デビューも飾っている。
そんな将来を嘱望される鈴木には、早くから欧州クラブが注目。中でもマンチェスターUは17年U―17W杯の時から追っていたようで、6月のU―22日本代表の欧州遠征にもスカウトを派遣。好セーブを連発した同オランダ代表戦での成長した姿を目の当たりにし、獲得へGOサインを出したという。
マンチェスターUは、昨季まで正GKだった元スペイン代表GKデヘアが契約満了で退団。インテル・ミラノの元カメルーン代表GKオナナの獲得に動いていると報じられている。鈴木にはベルギー1部シントトロイデンも獲得に動いているが、名門入団が決まれば日本人では12~14年の香川真司(現C大阪)以来、2人目。浦和の“フィジカルモンスター”の海外挑戦が近づいてきた。