昨夏にアーセナルに加入したガブリエウ・ジェズスが、センセーショナルなマンチェスター・シティ退団理由を明かした。英メディア『90min』などが伝えている。
26歳のブラジル代表FWが退団の明確なきっかけとして挙げたのが、2021年11月に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ、パリ・サンジェルマン戦での出来事。突飛な戦術を多用するジョゼップ・グアルディオラ監督は、左SBが本職のオレクサンドル・ジンチェンコを偽9番として起用したのだ。
現在はアーセナルでジンチェンコと共闘するG・ジェズスは、「クレイジーだ」「前日のトレーニングでは僕がストライカーとして起用されたのに」と当時を振り返る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5b05e3ce556f6d322d9a82fbe9e1c7808c8f17
G・ジェズスがペップへの不満をぶちまけた
「試合の2時間前にミーティングがあり、食事をして、30分休んで試合に臨むんだけど、僕は食べなかった。泣きながら別の部屋に行き、母に『もう嫌だ』って電話したんだ。監督はジンチェンコを起用して、僕を起用しなかった。左サイドバックをそこに置くなんて。気が狂いそうになったよ」
不貞腐れたG・ジェズスはウォーミングアップさえしなかったようだが、ハーフタイム直後にキリアン・エムバペに先制点を許すと、すぐにピッチに呼ばれた。すると、出場して数分でラヒーム・スターリングの同点弾をアシストし、自ら決勝点まで決めてみせた。
「アシストもしたし、ゴールも決めて、僕らは2-1で逆転勝利を収めた。次の試合(CLのRBライプツィヒ戦)では、自分がプレーすると思っていたのに、そうはいかなかった。グアルディオラ監督とはそういうことが多かった。本当に難しいよ。その時に退団を決めたんだ。もうここにいたくなかった」