古巣の横浜F・マリノス戦でハットトリックを達成した韋駄天アタッカーについて、セルティック専門サイト『THE CELTICWAY』は7月27日、エリートクラスの選手になるかもしれないと報じた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae29f17d15c3cbd91cb22231332e431956345b35
横浜戦でハットトリックを達成するなどアピールしている前田
THE CELTICWAYは、もしも現チームにも同様の本をロジャースが渡していたとすれば、「それを熱心に研究し、隅から隅まで読みつくしたひとりがダイゼン・マエダだろう」と報じた。
「ロジャースが、マエダに同胞のキョウゴ(古橋亨梧)と同等のゴールを決めさせられるようになるかは分からない。だが、昨季の11得点という数字を大きく上回ってほしいと望んでいることは確かだろう」
同メディアは「ロジャースがマエダを好むのは、そのユーティリティ性からだ。チームプレーヤーだからだ」と続けている。
「マエダはロジャースにとっての夢であり、指揮官が明らかに望んでいるプレッシングスタイルなのだ。マエダが犠牲をいとわずハードワークし、チームを重視することを、監督は分かっている。マリノス戦のパフォーマンスを評価し、マエダが『バイブル』を読んで学び続ければ、ロジャースがマエダを悪魔のようにプレーさせるようになるのは時間の問題だろう」
今季のセルティックはチャンピオンズリーグでの躍進も目ざしたいところ。THE CELTICWAYは「マエダ以上に、キョウゴとともにジャブや欧州で成功するために必要なカウンター攻撃のパンチを繰り出せる選手がいるだろうか」と称賛している。
「チャンピオンズリーグのレベルで必要とされるのは、猛烈なスピードとゴールを狙う決定的な眼力だ。昨季のセルティックにはスピードがあったが、必要とされる冷静な決定力が欠けていた。スピードがあって冷静、ゴール前で決定力のあるチームなら、セルティックは望むところにたどり着けるだろう」
「その点でマエダは傑出している。彼は電光石火のスピードに恵まれているのだ。武器であり、セルティックは今季のチャンピオンズリーグでシンプルにそれを生かさなければならない」
同メディアは「自分たちに何が求められているかを選手はしっかり分かっている。それを最も実践しているのがマエダなのは確かだ」と期待を寄せた。
「ロジャースはマエダに取り組み、その哲学や教えはすでに実りつつあることを示している。マエダが今後、セルティックというマシンの重要な歯車になるとみているのだ。(ロジャースの)本に従えば、マエダはエリートクラスに成長するセルティックの次の選手となるかもしれない」