サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で“歴史的快進撃”を見せるスペイン代表のホルヘ・ビルダ監督が19日、イングランドとの決勝戦に向けた前日会見に出席。「我々は世界一になりたい」と意気込みを語った。
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ビルダ監督は母国を史上初の決勝進出に導き「多くのファンを幸せにすることが出来てうれしい。W杯の決勝戦を戦うことが出来るなんて興奮します」とコメント。「我々は世界一になりたいと思っており、決勝でも勝利してそれを達成するでしょう」とイングランドに対し“宣戦布告”した。
スペイン紙アス(電子版)によると、ビルダ監督は今大会を振り返り1次リーグ日本戦の敗戦がその後の躍進に繋がったと報道。ビルダ監督は同紙の取材に応じ「日本戦に負けた時が一番悲しかった」とコメント。
1次リーグ第3戦で0―4と大敗した日本戦を振り返り「あの日何が起こったのか?少なくとも日本は私達よりもはるかに優れていたということだ。あんなにタイトなディフェンスをしてくるとは全く予想していなかった。もっとボールを奪い合うオープンな試合になると思っていた。それがフタを開けて見ると、彼女らがボール支配を放棄したため、私達はどう戦っていいか分からなくなった」と試合中の“混乱ぶり”を吐露した。
続けて「今になって客観的に見てみると、(あの大敗は)良かったと考えています。敗戦後、私達はチーム全体で話し合いました。そしてその結果、無事に立ち直ることが出来ました。私自身も選手全員と話をして、各自が“本音で”自分の意見を述べてくれました」と日本戦の敗戦が“チームを一つにする”大きなターニングポイントとなったと明かした。